「勉強がもっと面白いものだったらなあ……」そんなことを考えたことが一度はあると思います。例えば、ちょっと緊張する“テスト”にふざけた問題があったなら、思わず楽しくなってしまう。記号選択の問題を正解していくと、カタカナの記号がある言葉に並ぶ。中学生の時に、この問題と出会った時は、それ体感することが出来ました。これと同じアイデアを用いた教師がいたようですが、「使用上の注意」を怠りましたね。(「期末試験の解答欄、逆に読むと生徒からかう文言」――参照先:YOMIURI ON-LINE)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20030306i308.htm

 教師は大変だ。例えば、女子高生が痴漢の被害にあったとする。犯人がフリーターならニュースにはならないが、教師ならば社会問題として扱われる。犯罪内容との相性もあるが(ひき逃げなら無免許の若者の方がニュースになるし、傷害事件なら格闘家の方が大きく扱われる)、教師は特にターゲットにされやすい。模範的社会人であることを通常以上に義務付けられているのだ。

 ところで、今回の事件に関して最も興味深いのは、揶揄された生徒の回答。果たして、ユーモアで返すだけの余裕があったかどうか。遅刻の多さを指摘された生徒が「ゴメンナサイ」と回答していれば、及第点。「テストニカカナイデ」だったら、満点だろう。

 教師は、せめて自らを揶揄する問題も含めておけば良かった。罰せられる者がいたならば、自分が無関係でも一緒に罰を受けてやる。その理想を体現する心構えこそ、冒頭の「使用上の注意」だ。だから見落としてはいけない。この記事には、教師が起こした事件よりはるかに大きな問題が記述されている。

「取り返しのつかないことをしてしまった。今後は信頼回復に努めたい」――一緒に謝った校長先生、諦めてはいけない。信頼回復のためには、取り返す覚悟がきっと必要です。


《それらとは無関係に今日の一言》
あの街この街デスマーチ
http://www.teichiku.co.jp/artist/hyakke/cn26710.html

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