おそらく、この会社で労働時間の多い人間ベスト3に僕はランクインしている。編集、記者、PCの設定、レイアウト、席取りアルバイト、交渉。ちょっとずつ、いろんなことをやっている。しかし、いわゆる「時間管理」がいい加減なのだ。労働時間を報告しなければいけないのだが、後回しになってしまって溜まる。これが原因で僕は宣告を受けた。「正社員雇用への推薦をしない。及び、時給アップもしない」と。

 自業自得だ。しかし、僕は会社の体質が気に入らなくなっている。僕の上長の暴走を「止める」と口では言うが、結局は見殺しである。むしろ、僕の労働時間は確実に増えてきた。「週に2日休めよ」と言うけど、休んだ試しがない。「23時30分には帰れよ」と言うが、帰ったことは5本の指で十分に数えられる(多分、1回か2回)。それで、会社はどうするのかと言えば「だんまり」なのだ。意味不明な2泊3日でさえ、把握していながらノーリアクションだ(ほかの人間をあてがうとか、考えはないのか?)。

 宣告を受けた時、メールにはこうも書いてあった。「これまでも言ってきたのだから。会社とはそういうところだ」――? 言うだけ言ったら責任はなくなるのか? この会社は何を言っているんだ? バカみたいに働いて評価しないのが正当なのか? 「1週間も1カ月も遅れて労働時間を報告されても信用できない」んだそうだが、僕が昼休みをとっているところを見たことがある人間はいるのか?(半年に1度ぐらいだ) それでも、僕の時間管理表では毎日1時間の休憩を取ったことになっている。その辺は都合よく黙認しておいて……。

 やろうと思えば、会社を訴える方法もある(法律には詳しくないが、勝ち目もありそうな気がする)。でも、僕は正社員になりたくて、時給をアップさせたくて、この仕事をしているわけではない。あらためて、自分を成長させるために、ここでやっているんだと再確認する。でも、この会社でいいのか? こんな会社でいいのか? どんな会社だって理不尽だろう。だから、そんな理由で会社を辞めてはいけないと思う。しかし……、いい加減バカバカしくなってきた。

 上長とさらに上の管理職が、別々に僕に注文をつける。そして、いつも相違が生じる。くだらない板挟みだ。接触時間の多い直接上長の意見に従えば、今回のように処罰される。1度、3者面談をすればいいだけの話じゃないのか? でも、そうなると自分に責任がある証拠ができて嫌なのだろう。自分から言ってもいいが、もうそんな気にもならない。勝手にしてくれ。

 真夜中、テレビで久々にサッカーを見た。試合内容は一方的でつまらなかったけど、サッカーは面白かった。応援している横浜Fマリノス出身の中村俊輔の活躍もうれしかった。彼もうれしそうな顔をしていた。一時期、あんな顔が見られないこともあった。知人からの返信メールには「いろいろ抱えるのは、自分だけでも君だけでもない」と書かれていた。そうだと思う。分かっている。分かっているんだ。畜生。

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