地下鉄に3連版で映画の広告が張り出されている。題名は「パイレーツ・オブ・カリビアン -呪われた海賊たち-」夏休み向け映画といったところだろうか。僕は映画が好きな方だと思うが、流行ものや新作はほとんど見ない。それは、ただの偏屈が理由だが……。それなのに、この映画には少し惹かれるところがある。

 いつだったか、深夜にテレビ放映されていた映画を見ていた。展開の予想ができてしまうのに、僕はチャンネルを変えなかった。それどころか、居眠りもせずに最後まで見ていたのだ。以前、高校時代の友人カドカワからケビン・コスナー主演の「ウォーター・ワールド」を薦められた時も、映画としては面白くなかったが飽きなかった。実は、このどちらもが海賊映画。どうやら、僕は海賊フェチのようなのだ。

 僕は、ウルトラマンを見るように映画の中の海賊を見る。例えるなら、反町隆史になりたいとは思わないが(思ってもなれないが)、松嶋奈々子と結婚できるのは羨ましい。ウルトラマンに変身できたらとは思わないけど、秘密のヒーローにはなりたい。海賊行為をしたいわけではないが、海賊のように海と付き合えたら……。

 海賊は、どんな目をしているのだろう。それを知ることができたなら、それは死ぬ時になってしまうかもしれないが。いまだ見ぬものへの憧れを抱き、僕は海賊映画に想いを馳せる。


<リンク参照:パイレーツ・オブ・カリビアン公式サイト>
http://www.movies.co.jp/pirates/

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