友達なくして最高のメシなし 【1月9日(金)】
2004年1月9日 ご飯を食べる時、僕は一人でいることが多い。一人暮らしの上、会社ではほかの人たちと時間を合わせることが難しいからだ。おまけに内勤で拘束時間が長い場合が多いので、大抵はコンビニエンスストアの弁当になる。飢えはしないが、決して豊ではない食生活だ。大学時代のように食費を捻出できない経済状況にはない。独り身でだれの世話もしていないし、仕事の時間が長いからお金もそんなに使わない。もしかすると一食に2000円近く使っても大丈夫かもしれないぐらいだ。しかし、2000円のメシを一人で食うより、500円のメシを友だちと食べる方が絶対にうまい。
世の中には「わけが分からない」ことをする人がたくさんいる。僕も何人か知っているが、少年サッカー時代からの友人“カジケン”の行動は極めて不可解だった。サッカーの練習試合では弁当を持参するのだが、決してだれとも一緒に食べようとしないのだ。だれに誘われても「一人で食べたい」と言って断っていた。友だちがいないわけじゃない。むしろ明るくて人に好かれるタイプだ。弁当が特別質素なわけでもない。食べ方が強烈におかしいわけでもない。合宿所ならみんなとテーブルについて食事をとる。なのに……。
あれから15年弱が経ったが、いまだにカジケンの「一人でメシを食べたい」という気持ちは分からない。よほど嫌な人間とでも食べていたのだろうか……。僕は一人で食事をする度、悔しい思いをする。「ああ、だれかと食べたなら、きっと、もっとおいしいのに!」と。
人にはそれぞれ事情がある。いろんな人がいる。他人のことは分からない。そして、僕は世界の三大珍味を食べ尽くした大金持ちじゃないけれど、言い切る。たとえカジケンが「違う」と言っても。友達なくして最高のメシなし。だから、聞きたくないんだ。「おー、うまそうなもん食ってんじゃーん」なんてさ。バカヤロー! 人間は、ないものねだりの生き物である。
<おまけ:僕とオオニシの2年来の約束>
銀座の天ぷら屋「近藤」へ行く。カウンター12席のみ。夜のコースは8000円から。
世の中には「わけが分からない」ことをする人がたくさんいる。僕も何人か知っているが、少年サッカー時代からの友人“カジケン”の行動は極めて不可解だった。サッカーの練習試合では弁当を持参するのだが、決してだれとも一緒に食べようとしないのだ。だれに誘われても「一人で食べたい」と言って断っていた。友だちがいないわけじゃない。むしろ明るくて人に好かれるタイプだ。弁当が特別質素なわけでもない。食べ方が強烈におかしいわけでもない。合宿所ならみんなとテーブルについて食事をとる。なのに……。
あれから15年弱が経ったが、いまだにカジケンの「一人でメシを食べたい」という気持ちは分からない。よほど嫌な人間とでも食べていたのだろうか……。僕は一人で食事をする度、悔しい思いをする。「ああ、だれかと食べたなら、きっと、もっとおいしいのに!」と。
人にはそれぞれ事情がある。いろんな人がいる。他人のことは分からない。そして、僕は世界の三大珍味を食べ尽くした大金持ちじゃないけれど、言い切る。たとえカジケンが「違う」と言っても。友達なくして最高のメシなし。だから、聞きたくないんだ。「おー、うまそうなもん食ってんじゃーん」なんてさ。バカヤロー! 人間は、ないものねだりの生き物である。
<おまけ:僕とオオニシの2年来の約束>
銀座の天ぷら屋「近藤」へ行く。カウンター12席のみ。夜のコースは8000円から。
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