癒し系だとか虐待だとか 【1月30日(日)】
2005年1月30日「人間」と「動物」の区別は何だろう。今日、後楽園ホールではDDTというプロレス団体の大会が行われていた。猿の“やっちゃん”がプロレスラーとして登場したのだが、どうも気が乗らなかったらしく、人間側が思い描いていたストーリーラインに似合わない試合展開となってしまった。対戦した選手がリング上から「これじゃあ、オレが虐待しただけじゃねえか」と叫んで笑いを取っていたが、まさしくそのとおりだった。きっと動物愛護団体とかからクレームがいくのだろう。
ところで、僕は、あまり「人間」を特化して扱いたくない。と言っても、自分が人間だから、映画『猿の惑星』のような身分はもちろん嫌だけれど。何が言いたいのかといえば、人間はよく動物に対して「かわいそう」だとか「癒される」という言葉を口にするが、これがいちいち癪に障るのだ。人間と人間の付き合い同様に、人間と動物の関係でも虐待や擁護はどちらも無視できない。どちらもはっきり存在する。人間と動物が意思を通じ合わせるということも稀にはあるのだろうけれど、人間が好き勝手に言うことが多くないだろうかと思えてならない。少なくとも、僕はペットショップで「かわいい」だなんて言ってのける人間にはなりたくないと思っている。
<おまけ:自作詩「ペットショップブルース」>
お前に俺の気持ちが分かるかと訊くのは、間違っているかい?
狭いショーケースから愛らしい目で見つめてくれるけど。
日当たりの悪い部屋に閉じこもっている人間の気持ちさ。
値札の付いた監獄は、どんな居心地か教えてくれよ。
コンクリートジャングルで首輪から逃げる毎日だとしても
お前には天国に違いないのか? 奴隷の求める自由の姿とは何だ?
支配者にツバを吐こう。気に入らねえのさ、クソッタレ。
ジユウもビョウドウもあるものか。あるのはカッテだけだろう。
平和の馴れ合いが誘いに来たとしても。
俺は歌おう。檻の中でも歌おう。
今日を生きるために、孤独の静寂に殺されぬよう。
俺には背骨があると不敵に笑いながら。
お前を解き放つと、俺が動けなくなるから。
俺は行くぜ。じゃあな。
ところで、僕は、あまり「人間」を特化して扱いたくない。と言っても、自分が人間だから、映画『猿の惑星』のような身分はもちろん嫌だけれど。何が言いたいのかといえば、人間はよく動物に対して「かわいそう」だとか「癒される」という言葉を口にするが、これがいちいち癪に障るのだ。人間と人間の付き合い同様に、人間と動物の関係でも虐待や擁護はどちらも無視できない。どちらもはっきり存在する。人間と動物が意思を通じ合わせるということも稀にはあるのだろうけれど、人間が好き勝手に言うことが多くないだろうかと思えてならない。少なくとも、僕はペットショップで「かわいい」だなんて言ってのける人間にはなりたくないと思っている。
<おまけ:自作詩「ペットショップブルース」>
お前に俺の気持ちが分かるかと訊くのは、間違っているかい?
狭いショーケースから愛らしい目で見つめてくれるけど。
日当たりの悪い部屋に閉じこもっている人間の気持ちさ。
値札の付いた監獄は、どんな居心地か教えてくれよ。
コンクリートジャングルで首輪から逃げる毎日だとしても
お前には天国に違いないのか? 奴隷の求める自由の姿とは何だ?
支配者にツバを吐こう。気に入らねえのさ、クソッタレ。
ジユウもビョウドウもあるものか。あるのはカッテだけだろう。
平和の馴れ合いが誘いに来たとしても。
俺は歌おう。檻の中でも歌おう。
今日を生きるために、孤独の静寂に殺されぬよう。
俺には背骨があると不敵に笑いながら。
お前を解き放つと、俺が動けなくなるから。
俺は行くぜ。じゃあな。
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