前日の日記を書いていて思い出したネタを。『キン肉マン』で漢字を覚えた僕だが、カタカナを覚えたのは「ウルトラマン」の影響が大きい。母親いわく、とにかくウルトラマンが大好きで怪獣の名前を片っ端から覚えていったらしい。怪獣図鑑のようなものが手元にあった気がするが、さすがに古い記憶でよくは思い出せない。

 思い出しついでに、ウルトラマンの話。たくさん覚えた怪獣の中で特に印象に残っているのが、3つある。お金を集める姿がコミカルだったカネゴン。悪さをすることなく「ただ宇宙に帰りたい」だけだった哀愁漂うシーボーズ。ウルトラ5兄弟を全滅させて恐怖感を与えたヒッポリト星人。特にシーボーズは、なぜかメイキングドラマをテレビで見た記憶が強く残っている。“強くない怪獣”の是非をめぐってスタッフが口論するのだが、肯定派の一人が夜中まで“寂しさが伝わる怪獣の歩き方”を工夫している。確かそんな内容で、僕はそれが好きだった。ほかに、ハヤタ隊員(ウルトラマンに変身する人)が、変身のためにフラッシュビームという筒を大空に掲げたつもりが、間違えて昼食のカレーライスのスプーンを投げて変身に失敗するギャグシーンも好きだった。

 ウルトラマンショーを見に行った時には、目の前でウルトラ兄弟が勢揃いして大興奮した。もちろん、なぜウルトラマンが人間と同じ大きさなのか、ということには疑問を持っていたけれど。惚れると欠点は見えなくなるものである。

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