頑張れ、ジーコ 【6月3日(金)】
2005年6月3日 今晩、サッカー日本代表が敵地でバーレーンと対戦する。2006年ワールドカップドイツ大会の出場権獲得へ、山場を迎えるわけだ。世間の注目は“救世主”中田英寿の活躍と、試合に敗れた場合のジーコ監督の進退問題にあるようだ。
少し前までは中田不要論もささやかれていた(チーム内でも色々とあったようで、中田は自身のホームページで「いなくて勝てるならいなくてもいい」というような内容のことを書いている)が、FW高原直泰、MF小野伸二、DF中澤佑二が負傷で戦線を離脱した今では、すっかり「困った時の中田頼み」だ。
これと同じように称えられたり非難されたりと忙しいのが、ジーコ監督である。就任当初は、前任のトルシエ監督が組まなかった中田英、小野、中村俊輔、稲本潤一を同時に起用する“黄金の中盤”を実現させて大いに期待を集めた。また選手との衝突が目立ったトルシエとは異なり、自身が世界のスーパースターであるカリスマ性と、選手と話し合いをもってチーム作りを進めていることが表面化しており、監督業は初めてであるという不安材料もありながら、ファンには比較的受け入れられていた。
ところが、楽勝ムードを予測していたワールドカップアジア1次予選で、チームは辛勝。オマーンに1−0、シンガポールに2−1という接戦で、ファンは一気に不安を募らせた。それでも、1次リーグはなんとか突破。2004年の夏には、苦しみながらもアジアカップを制覇。アジアでナンバーワンになるという課題をクリアし、溜飲を下げた。
そして、2005年。最終予選の戦績は2勝1敗で、4チーム内で2位となっている。どの試合も接戦だった。2位以内に入ればワールドカップ出場権を手に入れることができ、ここまでの批判は「各下のチーム圧勝できない」というぐらいのものだった。しかし、予選再開を前に行ったキリンカップでペルー、UAEに連続して0−1で敗れたため「得点力不足」などの問題にスポットが当たることとなった。長くなったが、これがジーコ監督に対する大まかな風評だ。
僕が思うに、ジーコ監督が進退を問われることはない。なぜなら、これまでに日本がアジア予選を楽勝でクリアしたことはないからだ。だれが監督でも苦しむのだとすれば、ここまで比較的順当に来ているということになる。ただ叩きたいだけの気持ちで叩かれているジーコに、僕はエールを送りたい。いや、送る。
少し前までは中田不要論もささやかれていた(チーム内でも色々とあったようで、中田は自身のホームページで「いなくて勝てるならいなくてもいい」というような内容のことを書いている)が、FW高原直泰、MF小野伸二、DF中澤佑二が負傷で戦線を離脱した今では、すっかり「困った時の中田頼み」だ。
これと同じように称えられたり非難されたりと忙しいのが、ジーコ監督である。就任当初は、前任のトルシエ監督が組まなかった中田英、小野、中村俊輔、稲本潤一を同時に起用する“黄金の中盤”を実現させて大いに期待を集めた。また選手との衝突が目立ったトルシエとは異なり、自身が世界のスーパースターであるカリスマ性と、選手と話し合いをもってチーム作りを進めていることが表面化しており、監督業は初めてであるという不安材料もありながら、ファンには比較的受け入れられていた。
ところが、楽勝ムードを予測していたワールドカップアジア1次予選で、チームは辛勝。オマーンに1−0、シンガポールに2−1という接戦で、ファンは一気に不安を募らせた。それでも、1次リーグはなんとか突破。2004年の夏には、苦しみながらもアジアカップを制覇。アジアでナンバーワンになるという課題をクリアし、溜飲を下げた。
そして、2005年。最終予選の戦績は2勝1敗で、4チーム内で2位となっている。どの試合も接戦だった。2位以内に入ればワールドカップ出場権を手に入れることができ、ここまでの批判は「各下のチーム圧勝できない」というぐらいのものだった。しかし、予選再開を前に行ったキリンカップでペルー、UAEに連続して0−1で敗れたため「得点力不足」などの問題にスポットが当たることとなった。長くなったが、これがジーコ監督に対する大まかな風評だ。
僕が思うに、ジーコ監督が進退を問われることはない。なぜなら、これまでに日本がアジア予選を楽勝でクリアしたことはないからだ。だれが監督でも苦しむのだとすれば、ここまで比較的順当に来ているということになる。ただ叩きたいだけの気持ちで叩かれているジーコに、僕はエールを送りたい。いや、送る。
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