情熱は隠せない。僕はそんなふうに思う。決して自分を飾るために言うのではない。他人を見ていて、そう思うことがあるのだ。

 インタビューの中、“業務用”の言葉に紛らせて、黙っていられないサッカー好きの血を飛ばしてくる男がいた。某メーカーのT氏。繰り返して同じことを言っているということに、おそらく彼も僕も気付いていた。それでもT氏は同じ話を続け、僕はうなずいた。彼の情熱が「本当に大事なのは、そこだ」と訴えかけてくるようだった。

 時として「熱い」などと、人の熱心さをバカにする人がいる。それでも僕は隠さずに言いたい。そこにある熱が、僕は好きだ。

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