最後は牛タン刺身で締め 【9月25日(日)】
 前日分の長い日記を読まれた方、ご苦労様でした。それほど近い将来ではないと思いますが、僕はいつか絶景を見るために(今度こそ嵯峨渓を楽しむために)また松島を訪れたいと思います。「だったら、その時に書け」などと言わず、今日は続編をお楽しみ下さい。

 松島を去った僕は、仙台駅へと向かった。東京行きの夜行バスが出発するのは23時。外は闇に包まれ始めており、もはや観光は不可能だが、最後の「食」を楽しむことにした。仙台と言えば、牛タンである。ガイドブックの中から目星をつけた店へ、雨の中を歩いていく。名前はベタだが、店構えは高級感がある「べこ政宗」。なぜ、この店に決めたのかと言えば、それは「レストラン」ではなく「肉屋」だからである。創作料理を食べるならいざ知らず、牛タンを食べるとなれば、何より肉の質がものをいう。これは魚の刺身を食べる時も同じで、大げさに言ってしまえば、調理は適当でもいいのである(多分、適当ではないと思うが)。料理の上手い店よりも、料理は片手間にやっているが漁船と直結しているような店の方が、魚の刺身は旨かったりする。

 果たして、この店は正解だった(値段は、それなりに高かったが)。塩焼きの牛タンやテールスープなども味わったのだが、何といっても、とろ牛タンの刺身がダントツで旨かった。やはり、陸の動物も刺身が一番旨いと思う。牛タンの寿司も食べたが、2カン460円も余裕で納得である。ちなみに、炙りとろ牛タンの寿司は2カンで1100円。ここまではさすがに手が出なかったが、まず間違いなく旨いでしょう。「牛たん和定食 めご姫禅」(2100円)、「隠れメニューだったテールスープ炒飯」(510円)、「とろ牛たんのお刺身」(1,480円)、「牛たんのお寿司 2かん」(460円)と、一人で豪勢に平らげ、今回の宮城県一人旅は終了となった。いやあ、食べた食べた(笑)。

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