響いてる 【11月12日(土)】
2005年11月12日 世の中で知られているバンドのライブを見たのは、後にも先にも1回だけだ。高校の授業が終わった後、「歯医者の予約がある」とウソをついて補修をサボり、チャリンコに跨った。往路35分の坂道を復路12分で駆け下り、大阪方面に向かう電車に乗り、駅からは地図を片手に友達と走った。
たどり着いた御堂筋会館で、鼓膜が破れんばかりの音量と優しい声の熱いロックに狂った。自我を失うのではなく、自我が共鳴する瞬間を初めて味わった。帰り道、その日初めて聴いた新曲を口ずさんだ。今から11年も前、1994年のことだ。
今日、ハイロウズが活動を休止したというニュースがあった。ショックというほど、ショックではない。だからといって、別に「もうそろそろだなと分かっていた」わけでもない。ブルーハーツが解散した時を経ているから、こんな感覚なのだろうか。よくは分からない。
昔、ボクサーの辰吉丈一郎が、お笑いタレントのダウンタウンについて話していた。テレビで見たのか雑誌で読んだのかは覚えていないが、「チャンネルはそのままにしておくんで、というだけでこちらから言うことはない」と言っていた。解散してもしなくても、ハイロウズを聴くことに変わりはなく、“ハイロウズだった”人たちはまた、どこかでロックをやるんだろう。
もうピストルズもブルーハーツもハイロウズもミッシェルもない。でも、十分に満足。すげえ楽しんでる。今でもめちゃくちゃ響いてる。
たどり着いた御堂筋会館で、鼓膜が破れんばかりの音量と優しい声の熱いロックに狂った。自我を失うのではなく、自我が共鳴する瞬間を初めて味わった。帰り道、その日初めて聴いた新曲を口ずさんだ。今から11年も前、1994年のことだ。
今日、ハイロウズが活動を休止したというニュースがあった。ショックというほど、ショックではない。だからといって、別に「もうそろそろだなと分かっていた」わけでもない。ブルーハーツが解散した時を経ているから、こんな感覚なのだろうか。よくは分からない。
昔、ボクサーの辰吉丈一郎が、お笑いタレントのダウンタウンについて話していた。テレビで見たのか雑誌で読んだのかは覚えていないが、「チャンネルはそのままにしておくんで、というだけでこちらから言うことはない」と言っていた。解散してもしなくても、ハイロウズを聴くことに変わりはなく、“ハイロウズだった”人たちはまた、どこかでロックをやるんだろう。
もうピストルズもブルーハーツもハイロウズもミッシェルもない。でも、十分に満足。すげえ楽しんでる。今でもめちゃくちゃ響いてる。
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