本屋でちらっと立ち読みしてしまった。ベストセラーの『生協の白石さん』。おそらくは人並みに、僕も面白いな、素敵だなと思った。ただ、それが本として出版されたことで、どこか彼を特別視する空気が生まれつつあるように感じられることが不満だ。だれも「生協の白石さん」になることはできないだろうが、「どこかのだれそれさん」として、周りに素敵にあればいい。みんな、よく携帯電話からメールを打っているはずだ。そんな時に、ちょっとアイデアを入れて「だれそれさん」になればいい。白石さんの言葉には、相手の反応を待っている節が見受けられる。それは、言葉をみんなで楽しもうよというメッセージじゃないのだろうか。

 まあ、他人はどうでもいいや。「言葉のファンタジスタ」を標榜するだれかさんが分かっていれば。

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