ドコモショップに足を踏み入れると、あらゆる申込書が携帯電話の死亡届に見えた。電源の入らなくなった僕の携帯電話は、生き返ることができるのであろうか。小学生の頃、従兄弟のマコッチャンがドラゴンクエストIIをやりながら「うちのじいさんが死んでも、こんなふうに教会で生き返らせることができたらいいのにな」と言っていたことを思い出す。そのとおりだ。

 担当のお姉さんに症状を報告すると、まずは新しい電池パックに交換してみることになった。電源を入れると、Yahoo!BBのPR用の広末涼子の壁紙が浮かび上がった。どうやら、N505isは気を失っていただけのようだ。お姉さんの診断によれば「何かのショックで電池パックが放電状態になったのでは」とのこと。一体、何がそんなにショックだったんだ? 広島の電気は気に入らないってのか?

 この携帯電話にしか連絡先が入っていない人間との交流は保たれた。しかし、やはり携帯電話の反応は鈍く、そろそろ潮時。5代目(5台目)を探しに行かねばならないようである。

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