曙が、K−1オランダ大会でドン・フライと対戦するという。プロとして、恵まれたマッチメークだと思う。

 ドン・フライの試合には、ほとんど“ハズレ”が、ない。例え、世間で「八百長だ」と言われることが多い試合でも。

 肉体をもって戦うことで、人々を魅了する。ドン・フライは、その点においてプロフェッショナルだ。

 ドン・フライの名を出せば、多くの人は、伝説の「PRIDE.21」高山善廣戦を思い出すだろう。

 大の男が、相手の顔を殴ることだけに必死になったその姿は、大衆の格闘技に向けた好奇心に最も従順だった。

 だが、僕は高山戦もさることながら、2001年「猪木祭」でのシリル・アビディ戦が印象深い。

 フランスの若手K−1戦士と殴り合っておきながら、最後は「こういうのもあるんだぜ」と寝技からチョークスリーパー。

 相手の良さと、自分の良さを客に知ってもらい、その上で勝ちまで求める。彼より強い選手は少なくないだろうが、

 彼ほど魅了してくれる選手は、なかなかいない。フライは、きっと曙を面白いファイターとして見せてくれる。

 フライの試合は、見る。あんたは、最高。

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