時折、ファッション雑誌を買ってみたりする。ほとんどの場合、気に入るページは少ない。流行に敏感ではないのだ。それにも関わらず雑誌をまた買う。流行遅れの意識を避けたいのだろうか。

 ところで、ページの中にはファッションとは関係ないものもいくつかある。いや、人生の楽しみ方をファッションと呼ぶならば、それもふさわしい内容なのかもしれない。最新号の「MEN’S NONNO」には、「モテる男のとっさのひとこと」というページがあり、「モテる男のOK例」と「モテない男のNG例」として、いくつかのセリフが掲載されている。普通に考えて、やはりだれもがモテたいだろう。僕も例に漏れない。ただし、僕が言い得る可能性のあるセリフは「モテない男のNG例」に含まれる。

 さて、僕はどれぐらいモテたいのだろうか。本当かウソかは分からないが、すぐ隣には「モテる男のOK例」があるわけだ。モテたいならば使ってみれば良い。ところが、そこに書かれている言葉は、僕に強烈な嫌悪感を与えるのだ。モテたい、しかし、こんなセリフは口にしたくない。雑誌がおもしろおかしく無責任に書いた話で、特別だれが気にするわけでもない、とてつもなく自己満足な悩みが頭に浮かび、のしかかる。結論は「それやったらモテんでエエわい」という強がり。モテたいです。

To be or Not to be,That’s the question.

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