山ちゃん　【3月10日（土）】

“山ちゃん”と言えば、タレントの山ちゃんなのか、手羽先の「世界の山ちゃん」なのか。今日の今日までどちらにも興味がなかったのだが、ちょっとしたきっかけで後者に触れてみることになった。

　昼から短期出張で名古屋へ。仕事を終えた23時過ぎ、ホテルのやたらと狭い部屋を出ると、外は雨。温かいご飯が食べたいと思い、外をウロウロするが、消えた看板ばかりが目に付く。そんな中、夜闇に白く光る文字は「世界の山ちゃん」――噂に聞きし、名古屋の一大手羽先チェーン店。良い機会だと思い、店内へ。20分ほどでオーダーストップだと言われたが、食事だけなので問題なし。2階席へ通され、楽しそうに呑んでいる一団の隣で、一人で食事……。と、そんなこんなで手羽先を食べてみたわけだ。

　いや、塩と胡椒を食べたといった方が適切なのかもしれない。それ以外に伝えることはない。かくして、僕の中で「世界の山ちゃん」は「世界の塩胡椒」となったので、冒頭に戻ると、“山ちゃん”といえばタレントの山ちゃんのことだということにしよう。まあ、どっちでもいいけれど。