女性の皆さんへ。人前で化粧を直すような、魅力の失せる行為をどうか封印して下さい。あなたは「お前なんか関係ない。視界に入らない。相手にしていない」と言うかもしれないけれど、僕の視界にあなたたちは存在する。たとえ、化粧がよりよい状態になったとしても、それを人前で行うところを見た時点でアウトだ。外野手がグローブを構えた時のライナーのようなものなのだ。

 ウルトラマンや仮面ライダーがなぜ、人目につかないところで変身するのか。それは、人前で変身してしまうと混乱を招くとか、迷惑をかけるからではない。彼らはテレビ放送されることを実は知っているのだ。それを計算して、テレビの中の人には見えないようにしている。つまり、テレビの外の人間は「自分しか見ていない」ような気になる。なんといっても、その“秘密の共有”こそが変身の魅力ではないか。

 あなたの変身は、限られた人以外に見せないでほしい。子どもはウルトラマン番組制作の裏側なんて知りたくないし、仮面ライダーの中身が汗を拭きながらタバコを吸う姿など見たいわけがない。

 そして僕はといえば、こんなことを書きながらも、テレビの中と外をコソコソと行ったり来たりする手立てを考えている……。
 夕方からの出社前、知人の妹さんにWWEのチケットを渡してお金を受け取った僕は、本屋に立ち寄った。黒地に白い文字で「死にぞこない」と書かれた2000円弱の本を買って店を出た。キックボクサー立嶋篤史の2冊目の自伝だ。

 同じ会社の人間がだれもいなくなったオフィスを後にして、最終電車に乗り、本を開いた。ドキッとする一言があった。立嶋と親交のあるプロボクサー、辰吉丈一郎の話が書かれている部分にこんなくだりが載っている。辰吉に会いに行く立嶋に親戚が土産を持たせたところ、親戚と電話をしている立嶋に辰吉が「代わってくれ」と頼み、親戚に礼を言った。そこで「礼は直接言わないと失礼やから」と言ったという。

 僕の胸を突き刺したのは「そうだ、礼は直接言わないと」ということではない。「自分の“正義”を守らなければ」ということを思い出したのだ。ザ・ブルーハーツの「緑のハッパ」という曲にある「ルール破っても まあまあ マナーは守るぜ まあまあ」という歌詞がこれを言い得ている。「常識」という一括りの言葉で共有するのは無理だけれど、その分、自分なりのマナーは守りたい。

 他人にどうこう言うのは、それからだ。
 いつか見た国立競技場の芝生で、君が日の丸を背負って戦うのを見るなんて、さすがに想像できなかった。明日、僕はその光景を観に行く。努力不足で取材陣として関わることはできなかったけれど、君の雄姿を見たい。そして、きっと勝ってほしい。言わなくたってやるだろう。でも、言わせてくれ。頑張れ、ゴン。

 そして、僕も頑張る。取材という形で君と話ができるように。
 ブルブルと震えた携帯が、電子メールの知らせを告げる。「今日、仕事は休み?」会社の先輩からだった。「そーだよー」と返信すると、今度は電話の着信音が鳴った。「メールが返って来てビックリしたんだけど、お前に出すつもりじゃなかったんだよね。エヘヘ。でも、まあいいや。焼肉行く?」あり得ないほどに失礼な話である。

 休日はまたも雨だったが、下北沢に買い物へ出かけた。そして、スーパーで1週間分の食料を買う主婦のように洋服を買い漁った。お金をいくら使ったかは分からないが、そこそこの額にはなっただろう。紙袋は重たかった。町を後にする前に、雑貨屋へ寄った。いるのか、いないかは知らずに行ったが「ELEGANT CHAOS」のドラム、サトウが突っ立っていた(いや失礼。働いていた)。そこで、以前からの約束どおり、ハンチング帽を一緒に選んでもらった。僕は基本的に帽子を被らない。異様に逆立った独特の髪型で個性をアピールしてきたこともあるから(カッコ良くはないらしいけど)。でも、サトウが「絶対、似合いますって」とウソぶくので、チャレンジしようと思ったわけだ。どんな帽子を買ったのか、果たして似合うのか。帽子のために、そのデビュー戦は勝ちたいものである。

 下北沢から小田急線に乗って7〜8分で新宿に着く。ここで失礼な先輩と合流したが、いつも顔を合わせている野郎が2人で焼肉も何なので、急きょ女性ゲストを招いて焼肉へ。ゲスト到着の間に、僕はエディーバウアーでパンツを一着追加購入した。試着室の上の通気口から水がしたたり落ちていたのをお店の人に教えてあげるのを忘れたけど。

 新宿の「牛角」でたらふく食べた後(タンの梅味とエリンギがヒットだった)、帰りの電車でふと気付いた。そう言えば、オレは腹を壊していたんじゃなかったっけ……? 代打出場は、しっかり準備した者だけが、対応できる。苦しい……。
 七夕の日は、火傷の跡を見るような感覚に陥る。いつも余計なことを思い出してしまう。惨めだ……。「あの時、こうしていれば、ああなのか?」と、くだらないことばかり考えてしまう。

 彦星は、天の川で溺れるはずなんだ。泳げるのに溺れるんだ。そして、気持ちがよく分からなくなってしまうんだ……。

 空には溺死した僕の死体がたくさん浮いているようだ。
 僕は人の悪口を言うことをはばからない。こんなふうに書くと「イヤな野郎だ」と思われるかもしれないけれど。僕は、むしろ“おべっか”や“愛想笑い”の方が嫌なのだ。例えば「今日のライヴ、どうでした?」と聞かれて「いや、今日は伝わってくるものがなくてダレたよ」と真っ向から言う勇気を持ちたい。もちろん、なんでも正直に言えばいいというものではない。このやり方で僕は周囲に敵を多く作ってしまう。損な性格だとも思う。しかし、それは本当に相手が苦しい時には、しっかりと伝わると信じている。少なくとも逆の立場の場合、そうだから。とは言うものの、さすがに年齢を重ねていく中で、むやみに言うことは少なくなってきた。そして、悪口を言うには、より一層の勇気が必要になってきた。それでも根本的に考え方は変わらないけど。

 さて、悪口と似て非なる言葉に「陰口」がある。僕は、悪口は肯定するが(勇気を持って言う場合において)、陰口は認めない。国会に悪口派と陰口派があったなら、悪口派に一票入れたい。例えば僕とA氏がケンカをしたとする。互いに相手のことを悪く思うだろう。そんな時に第3者と話すと、僕はA氏の悪い部分を誇張表現してしまうだろう(おそらくA氏も同様)。つまり、相手がいないところで話す場合は、その部分を考慮しないとウソを言ってしまうことになる。だから、悪口を言う場合でも「相手が目の前にいても言える」条件だけは必要だ。その覚悟がない陰口は卑怯だと思うのだ。

 しかし、最近の僕は、こんな持論を立てながらも「陰口のたたき方」を着実にマスターしつつある。試験があっても合格しそうな勢いだ。そんな自分がみじめでたまらないと思うことがあるが、それこそ唯一の救いかもしれない。陰口によって、思いも寄らない不本意な状況に陥るのが、どんなに辛いか、僕は身をもって知っている。それなのに……。僕は、僕を蝕む陰口という病気と戦わねばならない。5つ目の卵を食べながら、そんなことを考えた。
 アルバイトが入っては、辞めて行く。しかも同じ理由で。つい先日、他ジャンルとの掛け持ちをしていた先輩が格闘技担当を離れたばかりだ。僕はリミットを3カ月に定める。
 オレンジの卵、6個1パック。自宅での食事が少ない僕は、これまでどおりに10個入りを買うと賞味期限までに食べきれない。だから贅沢をすることにした。6個の卵は、僕に6度の至福を与えてくれる。しかし、野生の生み立てには勝てないのだろうなあ。

 そんなことを考えながら、深夜に映画を見ていた。テレビ東京が放送したのは「ダブルタップ」という韓国映画。射撃の名手が、腕利きの刑事と射撃場で勝負中、サイコ事件が発生。この際に犯人を射殺した名手が、殺人に喜びを見出し、殺し屋へ。2人が3年後に対峙するという、ありがちなストーリー。しかし、なぜか最後まで見てしまった。

 ひょっとしたら、韓国の映画では主人公が2人いるパターンが多いのではないだろうか。映画の宣伝でもこの手のパターンはよく見る。そして、僕はきっと、このパターンが意外と好きだ。米国映画でも「ヒート」は、ストーリー度外視で好き(デ・ニーロが好きということもあるけど)。

 どれが正論か。それぞれが主張し合う。貫き通す。でも、共通点はいろいろとある。触れる位置関係が違うだけ。みんな、同じことを知っている。例えば命の尊さだったり、たまごの美味さだったり。
 おそらく、この会社で労働時間の多い人間ベスト3に僕はランクインしている。編集、記者、PCの設定、レイアウト、席取りアルバイト、交渉。ちょっとずつ、いろんなことをやっている。しかし、いわゆる「時間管理」がいい加減なのだ。労働時間を報告しなければいけないのだが、後回しになってしまって溜まる。これが原因で僕は宣告を受けた。「正社員雇用への推薦をしない。及び、時給アップもしない」と。

 自業自得だ。しかし、僕は会社の体質が気に入らなくなっている。僕の上長の暴走を「止める」と口では言うが、結局は見殺しである。むしろ、僕の労働時間は確実に増えてきた。「週に2日休めよ」と言うけど、休んだ試しがない。「23時30分には帰れよ」と言うが、帰ったことは5本の指で十分に数えられる(多分、1回か2回)。それで、会社はどうするのかと言えば「だんまり」なのだ。意味不明な2泊3日でさえ、把握していながらノーリアクションだ(ほかの人間をあてがうとか、考えはないのか?)。

 宣告を受けた時、メールにはこうも書いてあった。「これまでも言ってきたのだから。会社とはそういうところだ」――? 言うだけ言ったら責任はなくなるのか? この会社は何を言っているんだ? バカみたいに働いて評価しないのが正当なのか? 「1週間も1カ月も遅れて労働時間を報告されても信用できない」んだそうだが、僕が昼休みをとっているところを見たことがある人間はいるのか?(半年に1度ぐらいだ) それでも、僕の時間管理表では毎日1時間の休憩を取ったことになっている。その辺は都合よく黙認しておいて……。

 やろうと思えば、会社を訴える方法もある(法律には詳しくないが、勝ち目もありそうな気がする)。でも、僕は正社員になりたくて、時給をアップさせたくて、この仕事をしているわけではない。あらためて、自分を成長させるために、ここでやっているんだと再確認する。でも、この会社でいいのか? こんな会社でいいのか? どんな会社だって理不尽だろう。だから、そんな理由で会社を辞めてはいけないと思う。しかし……、いい加減バカバカしくなってきた。

 上長とさらに上の管理職が、別々に僕に注文をつける。そして、いつも相違が生じる。くだらない板挟みだ。接触時間の多い直接上長の意見に従えば、今回のように処罰される。1度、3者面談をすればいいだけの話じゃないのか? でも、そうなると自分に責任がある証拠ができて嫌なのだろう。自分から言ってもいいが、もうそんな気にもならない。勝手にしてくれ。

 真夜中、テレビで久々にサッカーを見た。試合内容は一方的でつまらなかったけど、サッカーは面白かった。応援している横浜Fマリノス出身の中村俊輔の活躍もうれしかった。彼もうれしそうな顔をしていた。一時期、あんな顔が見られないこともあった。知人からの返信メールには「いろいろ抱えるのは、自分だけでも君だけでもない」と書かれていた。そうだと思う。分かっている。分かっているんだ。畜生。
 なんで書けないのか、分かったぞ〜。
 皆さん、お久しぶりです。ここ最近、日記を更新できなかったのは「忙しかったから」ではありません。あることを書こうと思い立つのですが、そこから先がまったく構成できないのです。会社の上司から映画「8マイル」を勧められた話やエナンの全仏制覇を喜んだこと、会社の喧騒にうんざりしていること、格闘家の日記サイトを読んで楽しんでいること、もうすぐ今年1作目の詩が書けそうなこと……。

 どれも、いざ書こうとキーボードを叩きましたが、途中で止まってしまいました。それは「疲れているから」でもないと思います。技術不足? 気力不足? 体力不足? 調子不良? ジグソーパズルに例えるなら、1つ飛ばして繋がるピース2つといったところか。漠然と何か足りない感覚だけがあります。

 僕は今、一向に片付く気配のないアパートの一室で、部屋のそこここから出てくる未開封の「わかめ御飯おにぎり」の処分に迷っているところ。もう夏が来るしなあ……。明日も立嶋篤史の自伝『ざまあみろ』を読もう。ああ、僕は一体何をしているんだろう……。
 修行僧のような人に会った。“一時代を築いた”と言われる現役のキックボクサーだ。出会ったことのない、引き込まれるような眼だった。僕が投げかける質問にボソボソと答えてくれる声も、どこか異質な感じがした。

 予定より早く現れた彼は、午後5時ぴったりに前日計量を終え、足早に消えていった。急きょの試合出場で過酷な減量をしたに違いなく、内面では気持ちが張り詰めているだろう。しかし、それ以上に何かに対して「我慢できない」という気持ちを持っているように見えた。

 出場の理由は「とにかく試合がしたかったから」だと言う。彼が全精力を引き絞って放つ力は、どんなに印象的なのだろうか。残念ながら明日は、かなわないが、ぜひ見てみたい。残された時間は長くない気もするから……。
 まずは23日の話から。「早稲田のカフー!」――オフィスで内勤作業をしていると、衝立越しにサッカーU−22日本代表の放送が聞こえてきた。僕は、体をテレビの方に向けて「早稲田にカフーがいてたまるか! Fマリノスにさえ来ないかもしれないのに!」と一言、TBSの実況にケチをつけて仕事に戻った。

 それにしても酷いニックネームだ。U−22と言えど、日の丸を背負うほどの選手たちが、その場を盛り上げるためだけに別人にされてしまうのだから。和製ベッカムから早稲田のカフーまでいるが、音声しか聞いていない僕には、一体だれが出場しているのか、よく分からなかった。

 サッカーに限らず、この手の紹介パターンは多い。「ポスト〜」とか「〜2世」にしてもそうだ。しかし、あまりにも冒険し過ぎたニックネームを、僕は今日見てしまった……。ある格闘技団体からのプレスリリースに選手プロフィールが掲載されていた。そこに“戦うエミネム”と記されていたのだ。

 面白いけれど、無理がある……。エミネムは、熊の人形を抱いて「彼女からもらったんだ。彼女の代わりに連れて来たんだ」って言わないだろう。該当選手が出場する大会を放送するのは、なんとTBS。「戦うエミネム」のテロップが出ないことを祈るばかりだ。
 昼過ぎに会社へ行くと、机の上に給与明細が置かれていた。嬉しい悲鳴とでも言うべきだろうか。昨年の秋以降「こんな小額ではやっていけないよ!」ということはない。むしろ“時給上がらず、月給上がる”現象にちょっと苦しんでいる。先日、知人のWEB日記を読んでいたら、1カ月の労働時間が299時間と書いてあった。「まだまだタフなやつが同世代にはいるぞ」と思ったのだが、総務に問い合わせたところ僕もあまり変わらなかった。ちょっと、ショックだ(苦笑)。
 最近、ピンと来る音楽がない。先日、CDアルバムを5枚ほど借りてきたが、今ひとつ納得できるものではなかった。移動中は欠かさないMDウォークマンで昔から持っているものなども混ぜていろいろと聞くが、気持ちと噛み合わない。なぜか?

 中でも比較的良かったのは、意外にも洋楽のメロコア集だった。それもスピード感のあるもの。何か、何も考えずに体を動かしたいからなのか。僕は草サッカーチームに所属しているが、今年はたったの2回しか参加できていない(試合は毎週組んでくれているのに)。今週末には、なんと天然芝のグラウンドでやるという。そして、僕はまた行くことができない。

 仕事で忙しくなることは、一つの目標だった。その流れの中でつかむべきものは多い。ただ、頭や心に余裕がなくなっているのは現状として確かだ。でも、僕はいつだって音楽に救われてきた。だから記憶に残っている音の中から、今の自分にピントの合う曲を我慢強く探す。そして、必ず見つかる。僕は価値ある音楽を聴いてきたから。

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グローバルな視点なんて 都合のいい目隠しだろ
ツケばかりまわってくるが いい思いにゃほど遠い

貧乏クジを引かされて 心配は押しつけられる
俺はわがままな野郎さ 自分の事で手いっぱい

俺は明日も動くよ 俺は明日も動くよ
源泉で徴収されりゃ ごまかす事もできないよ

憶病風が吹き抜ける この街を吹き抜けていく
都会は便利だけれど 一票も命も軽い

ヤケ酒で憂さ晴らしても 反省猿に笑われる
俺はあいつが好きじゃない 俺はあいつが嫌いだよ

俺は明日も動くよ 昨日よりもっとタフに
ビタミン剤を飲みながら 俺の事を笑えるかい?

梅の花が咲く頃には ひどい ひどい ひどい ひどい 渋滞だ

常套句を連ねたって そう遠くへは行けないさ
引用句を連ねたって ニューヨークぐらいまでだろう

月の光が降り注ぐ その音を聞いてるんだよ
情報時代の野蛮人 恐れさえ笑い飛ばして

俺は明日も動くよ 昨日よりもっとタフに
墓で安眠する日まで メシを食わなけりゃならない

俺は明日も動くよ 昨日よりもっとタフに
ビタミン剤を飲みながら 俺の事を笑えるかい?

昨日よりもっとタフに

(「情報時代の野蛮人」/真島昌利)
 久しぶりの更新です。5月中旬を予定していた自宅ネット環境の復旧ですが、5月末に延長となりました。理由は、僕の手続きが不完全だったため。ホームページの更新頻度が戻るのは、6月からということになります。写真や日記の更新頻度を以前よりもアップするつもりでいますので、また見に来てください。ロックバンド「ELEGANT CHAOS」のページも復旧次第、写真や音源をアップする予定です。
 今朝、修理に出していた原付を取りに行きました。お店は休みでしたが、昨夜に電話でお願いしていたので、オヤジさんが対応してくれました。その後で、ホームセンターに洗濯機の排水ホース延長パーツを買いにホームセンターに行きました。思いのほか混雑していて驚きました。昼に出社のため六本木へ。グランドオープンしたばかりの六本木ヒルズは、やはり人だかり。ここまで来ても気付きませんでしたよ、僕。今日が祝日だということに……。会社に人が少ないのを見て初めて、すべての辻褄が合ったという感じ。公共機関に電話をしても繋がらないわけだ(苦笑)。

 そして、今日もなぜか日付を越えて作業中です。それほどの量があるとは思えないのだが……。なんでだろう。「なんでだろう」と言えば、最近、テツ&トモがCDを出した(出すことに決定した?)みたいですが、それこそ「なんでだろう〜」だな、と疲れ切った突っ込みを入れてオシマイ。

♪人権なんてラララ〜♪
 以前、最寄駅までの終電に乗ることが出来ず、4つほど手前の駅から1時間半ほど夜道を歩いて帰宅したことがあります。ところが、今日は終電に乗ったにも関わらず最寄駅を寝過ごして終着駅まで……。今度は4つほど行き過ぎたところから1時間弱歩きました。妙な夜間徘徊癖がついています。

 さて、今日は取材で某FM局へ行きました。僕にとっては、興味深い現場でした。というのも、実家に住んでいた頃の僕は、自分の部屋にテレビやコンピュータゲームなどの娯楽物を持っておらず、勉強しながらFMラジオをよく聴いていたのです。葉書きを送ったこともあります。ちなみに、いわゆる“懸賞モノ”ではラジオが当選しやすいそうです。僕もFM京都「α−station」の「After 5 Sketch」ではステッカー、FM802ではTHE BLUE HEARTSのオリジナルクリアフォルダをもらいました。特に後者はうれしかったですね。今回は写真撮影のために一瞬だけでしたが、ブース内に入ることも出来ました。

「こういった環境から、僕が聴いていた番組も発信されていたのかな」と思うと、憧れの地に足を踏み入れたような気持ちにもなりました。最近は、ラジオを聞く“機会”もすっかり減ってしまいましたが、久しぶりに聞きたくなりました。東京だと多くのFM局が聞けますしね。FM東京、NHK−FM、Bay−FM、FM横浜、Nuck5などなど。あ、でもラジオを聴ける“機械”もないや……(爆)。
 一番好きな映画は? と問われたら、僕は「グラン・ブルー」と答えます。「グラン・ブルー」はフランスが生み出した名監督リュック・ベッソンの作品で、素潜りの世界王者・故ジャック・マイヨールさんをモデルに描いた物語です。潜れば潜るほど水圧は高まり、潜る人の顔は苦しくなります。

 午前0時34分、高層ビルから飛び出した弱冠24歳は、夜の六本木を全力疾走。まるで犯罪者かヤクザに絡まれた人間のような行動です。しかし、彼が追われる立場ではなく、追っている立場だったことが、この話の唯一の救いでしょうか。

 彼は、道路から突然に姿を消すと、都営大江戸線という深い井戸を潜って行きました。息が切れ、苦しくなっていく顔は、僕にそっくりだったということです。いくつの階段を降りた時だったでしょうか、彼は切符売り場で「新宿行きは、もうありませんよ」という声に全身の力を奪われたのでした。さらに、階段を上り始めた彼に営団地下鉄・日比谷線も追い討ちをかけました。

 ビルディングに再び入っていく彼の背中は、確かに敗者でした。走り去って行った彼に「お疲れ様でした」と声をかけたはずの警備員も今度はかける声がないようです。

 今日も六本木でオール(ナイト)だよ〜。まいっちゃうなー……。さて、仕事に戻るか。
 目標がないからだ。

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