サラダとフルーツ 【4月30日(土)】
2005年4月30日 世の中には“意外な事実”というものが、意外と多く存在する。その中の一つに「メロンやスイカは“果物”ではなく“野菜”だ」というものがある。(参照URL:http://www2u.biglobe.ne.jp/~tekken/yasai/column/c6.htm)
ただ、僕が気になっているのは、スイカやメロンをどちらと判定するかということではなく、小学校の給食のサラダにミカンやリンゴが混ざっているのは、どうしてなのか、ということである。どう考えても別々に食べた方が美味しいではないか。
以上、ふと気に入らない献立を思い出したために書いた戯言でした。
<おまけ:今日のBGM>
「M・O・N・K・E・Y」/THE BLUE HEARTS
ただ、僕が気になっているのは、スイカやメロンをどちらと判定するかということではなく、小学校の給食のサラダにミカンやリンゴが混ざっているのは、どうしてなのか、ということである。どう考えても別々に食べた方が美味しいではないか。
以上、ふと気に入らない献立を思い出したために書いた戯言でした。
<おまけ:今日のBGM>
「M・O・N・K・E・Y」/THE BLUE HEARTS
栄光に向かって走る…… 【4月29日(金)】
2005年4月29日 “葦毛の怪物”オグリキャップが、笠松競馬に戻って来た。経営難で競馬場が続々と姿を消している公営競馬に明るい話題だ。再建を図る岐阜県の笠松競馬が、種牡馬生活を引退していたオグリキャップを呼び寄せて、ファンにお披露目したという。
オグリキャップは、笠松競馬でデビュー。その後、中央競馬に移籍してGI戦線で活躍した。残念ながら、僕が競馬に興味を持った時には、すでに引退した後だったので、詳しくは知らない。ただ、テレビでオグリの子ども(オグリホクト)が特集されていたのは覚えている。
昨年11月、北海道・新冠のCBスタッドで、真っ白な馬体を遠くから眺めた。それが、オグリキャップだった(繋養先は「優駿スタリオンステーション」)。もう20歳という高齢(日本ダービーに出走する馬は3歳)だが、できるだけ長く元気でいてもらいたいものだ。笠松の競馬ファンは「オグリキャップの感動をもう一度」と思ったに違いない。
地方競馬には「地元の雄」という感覚がある。笠松のライデンリーダー、岩手のメイセイオペラなど、オグリキャップの後も、地方競馬出身の馬が中央で活躍する度に競馬界は盛り上がった。だからこそ、今年頑張ってほしい馬がいる。今夏も杉本清アナウンサーの「あなたの、そして私の夢が走ります」というセリフが聞けるはずだが、その時、僕はコスモバルクを応援したい。成り上がりものの夢を乗せて、栄光に向かって突っ走れ。
<おまけ:サイト紹介>
「地方競馬情報サイト」
http://www.keiba.go.jp/index.html
オグリキャップは、笠松競馬でデビュー。その後、中央競馬に移籍してGI戦線で活躍した。残念ながら、僕が競馬に興味を持った時には、すでに引退した後だったので、詳しくは知らない。ただ、テレビでオグリの子ども(オグリホクト)が特集されていたのは覚えている。
昨年11月、北海道・新冠のCBスタッドで、真っ白な馬体を遠くから眺めた。それが、オグリキャップだった(繋養先は「優駿スタリオンステーション」)。もう20歳という高齢(日本ダービーに出走する馬は3歳)だが、できるだけ長く元気でいてもらいたいものだ。笠松の競馬ファンは「オグリキャップの感動をもう一度」と思ったに違いない。
地方競馬には「地元の雄」という感覚がある。笠松のライデンリーダー、岩手のメイセイオペラなど、オグリキャップの後も、地方競馬出身の馬が中央で活躍する度に競馬界は盛り上がった。だからこそ、今年頑張ってほしい馬がいる。今夏も杉本清アナウンサーの「あなたの、そして私の夢が走ります」というセリフが聞けるはずだが、その時、僕はコスモバルクを応援したい。成り上がりものの夢を乗せて、栄光に向かって突っ走れ。
<おまけ:サイト紹介>
「地方競馬情報サイト」
http://www.keiba.go.jp/index.html
「将来の夢」というやつ 【4月28日(木)】
2005年4月28日 共同通信のニュースに目を通していたら、こんな記事があった。
「第一生命保険が28日発表した子供へのアンケートで、男の子では、野球選手が前回調査でトップの『サッカー選手』を抜き、1位に返り咲いた。イチロー選手ら日本人大リーガーの活躍を反映したようだ。女の子の『食べ物屋さん』は8年連続の1位だった」
皆さんは子どもの頃、「大人になったらなりたい職業」という質問にどう答えていましたか? 僕は、小学校低学年の時に「スペースシャトルのパイロット」と書いた覚えがあるが、その後、スペースシャトルが空中爆発してしまったニュースを見て、二度と同じ夢は見なくなった。小学校の卒業文集のようなものには「内閣総理大臣」と書きました。まあ「天下を取りたい」って書くのをわずかに現実化したのだろうが、バカである(笑)。中学卒業の時はどう書いたか覚えていない。高校を卒業する頃には、今と同じで「言葉でメシを食いたい」と思っていた。
僕は3月に26歳の誕生日を迎えたのだが、いつの間にか「大人になったら」という仮定は、成り立たないものになってしまった。浪人時代、ハッキリと意識したことがある。今でも僕の持論としてあるのだが、「そのうち、いつか」というのは「1秒後」のことだ。つまり、将来の夢の結果は、早々に出ているのだ。だから、1秒後、自称と夢が一致しているかどうかが大事である。強がったプライドは、ダサいかもしれない。でも、僕は大事にしたい。強がるための事をやらなくてはいけないのだけど。だから名乗った。「言葉のファンタジスタ」。いつまで名前負けしているつもりだ?
<おまけ:歌詞>
大人になったら セミは飛ぶんだぜ 子どものままでいるなら 死ぬまで暗い土の中
(「不死身のエレキマン」/↑THE HIGH-LOWS↓)
「第一生命保険が28日発表した子供へのアンケートで、男の子では、野球選手が前回調査でトップの『サッカー選手』を抜き、1位に返り咲いた。イチロー選手ら日本人大リーガーの活躍を反映したようだ。女の子の『食べ物屋さん』は8年連続の1位だった」
皆さんは子どもの頃、「大人になったらなりたい職業」という質問にどう答えていましたか? 僕は、小学校低学年の時に「スペースシャトルのパイロット」と書いた覚えがあるが、その後、スペースシャトルが空中爆発してしまったニュースを見て、二度と同じ夢は見なくなった。小学校の卒業文集のようなものには「内閣総理大臣」と書きました。まあ「天下を取りたい」って書くのをわずかに現実化したのだろうが、バカである(笑)。中学卒業の時はどう書いたか覚えていない。高校を卒業する頃には、今と同じで「言葉でメシを食いたい」と思っていた。
僕は3月に26歳の誕生日を迎えたのだが、いつの間にか「大人になったら」という仮定は、成り立たないものになってしまった。浪人時代、ハッキリと意識したことがある。今でも僕の持論としてあるのだが、「そのうち、いつか」というのは「1秒後」のことだ。つまり、将来の夢の結果は、早々に出ているのだ。だから、1秒後、自称と夢が一致しているかどうかが大事である。強がったプライドは、ダサいかもしれない。でも、僕は大事にしたい。強がるための事をやらなくてはいけないのだけど。だから名乗った。「言葉のファンタジスタ」。いつまで名前負けしているつもりだ?
<おまけ:歌詞>
大人になったら セミは飛ぶんだぜ 子どものままでいるなら 死ぬまで暗い土の中
(「不死身のエレキマン」/↑THE HIGH-LOWS↓)
人前で化粧をするなんて、美しくないざます 【4月27日(水)】
2005年4月27日 今日、広尾の駅で事件が起きた。駅のホームで化粧をしている若い女性がおり、それを老女が注意したところ、若い女性が暴行に及んだという。
前にも書いたけど、人前で化粧をする女の気がしれない。その化粧でどれだけ見た目がよくなったとしても、その行為を見ただけで幻滅ものである。センスがないぜ。
<おまけ:言い訳は……>
暴行を振るった若い女性は「化粧用のスポンジで汗をふいていただけで、本当は化粧をしていないと女性に言おうとした」のだそうだ。これまたセンスがない。言い訳はセンスが大事よ?
前にも書いたけど、人前で化粧をする女の気がしれない。その化粧でどれだけ見た目がよくなったとしても、その行為を見ただけで幻滅ものである。センスがないぜ。
<おまけ:言い訳は……>
暴行を振るった若い女性は「化粧用のスポンジで汗をふいていただけで、本当は化粧をしていないと女性に言おうとした」のだそうだ。これまたセンスがない。言い訳はセンスが大事よ?
チキン・オブ・ザ・シー 【4月26日(火)】
2005年4月26日 おにぎりを食べていて、ふと気になった。僕が好んでよく買うネタ「シーチキン」。この言葉は一体どこから生まれたのだろうか。
「シーチキン」を商標登録している『はごろもフーズ』のホームページでは、以下のように紹介されている。
「シーチキンはとり肉みたいに白くてやわらかくておいしいから「海のにわとり」という意味で名づけられた」
ほかのサイトでは、こんなことも書いてあった。
「日本で最初にシーチキンが作られたのは昭和6年のことですが、その頃は海外への輸出100%の商品で、名前も「チキン・オブ・ザ・シー」でした。国内での販売が始まったのは昭和33年のことで、それまで使われていた「チキン・オブ・ザ・シー」にちなんで「シーチキン」としたそうです」
(参照URL:http://www.geocities.jp/bokuookokomo/zatu48.htm)
「シーチキン」より「チキン・オブ・ザ・シー」の方がなんとなくカッコイイので、覚えていたら今後はそんなふうに言ってみようかと思います。
<おまけ:でもさあ……>
「おにぎり買って来て」
「何がいい?」
「チキン・オブ・ザ・シー」
「分かった〜、シーチキンね」
あんまり意味ないな……。
「シーチキン」を商標登録している『はごろもフーズ』のホームページでは、以下のように紹介されている。
「シーチキンはとり肉みたいに白くてやわらかくておいしいから「海のにわとり」という意味で名づけられた」
ほかのサイトでは、こんなことも書いてあった。
「日本で最初にシーチキンが作られたのは昭和6年のことですが、その頃は海外への輸出100%の商品で、名前も「チキン・オブ・ザ・シー」でした。国内での販売が始まったのは昭和33年のことで、それまで使われていた「チキン・オブ・ザ・シー」にちなんで「シーチキン」としたそうです」
(参照URL:http://www.geocities.jp/bokuookokomo/zatu48.htm)
「シーチキン」より「チキン・オブ・ザ・シー」の方がなんとなくカッコイイので、覚えていたら今後はそんなふうに言ってみようかと思います。
<おまけ:でもさあ……>
「おにぎり買って来て」
「何がいい?」
「チキン・オブ・ザ・シー」
「分かった〜、シーチキンね」
あんまり意味ないな……。
発火したい 【4月25日(月)】
2005年4月25日 僕が生まれて初めて「一生懸命」の素晴らしさを知ったのは、小学校6年生の時だった。そして中学校の2〜3年生で再び、その燃焼を体現することができた。しかし、それ以来、僕は「一生懸命」になっていない。模索したり、どこかで遠ざけたり、怠けた気持ちに負けたり……。これじゃあ、まるで燃えられないゴミだ。そんなことを感じて、ここ最近は「燃えたい」と思っていた。しかし、渋谷のライブハウス「屋根裏」で音をかき鳴らしている人たちを見た時、その感覚に適当な言葉は、少し違うものであるような気がした。
「発火したい」。今までは、心についた火をさらに「燃やしたい」のだと、ずっと思っていた。天下を取るために選んだ言葉という道を、すさまじい勢いで走りたいのだと思っていた。でも、どこかですでに火が消えている可能性も感じていた。とてもじゃないが、受け入れる気にはなれない感覚だけれど。僕は今「発火したい」のだと思う。
自分を自分の言葉でうまく騙していたような気がする。他人に対して自分の話をしている時の僕は、相当に怪しい。喋り終えて1人になる時にいつも「本当か?」と自分に問いただす。答えはいつも曖昧で、誤魔化しにかかる自分がいる。こいつをぶっ飛ばす必要がある。
オレは発火したい。「逃げるな、追え。家まで行ったれ」(三代目魚武濱田成夫)の言葉のごとく、タイミングをただ待つのではなく捕まえに行きたい。オレは今、何がしたいのか。確信が揺らぐことに恐れを抱かず、頭から突っ込んで戦うべきだ。ポストに朝刊を取りに行くように、今日も天下を獲りに行け。
<おまけ:タイトル>
「放火したい」じゃないからね、念のため。
「発火したい」。今までは、心についた火をさらに「燃やしたい」のだと、ずっと思っていた。天下を取るために選んだ言葉という道を、すさまじい勢いで走りたいのだと思っていた。でも、どこかですでに火が消えている可能性も感じていた。とてもじゃないが、受け入れる気にはなれない感覚だけれど。僕は今「発火したい」のだと思う。
自分を自分の言葉でうまく騙していたような気がする。他人に対して自分の話をしている時の僕は、相当に怪しい。喋り終えて1人になる時にいつも「本当か?」と自分に問いただす。答えはいつも曖昧で、誤魔化しにかかる自分がいる。こいつをぶっ飛ばす必要がある。
オレは発火したい。「逃げるな、追え。家まで行ったれ」(三代目魚武濱田成夫)の言葉のごとく、タイミングをただ待つのではなく捕まえに行きたい。オレは今、何がしたいのか。確信が揺らぐことに恐れを抱かず、頭から突っ込んで戦うべきだ。ポストに朝刊を取りに行くように、今日も天下を獲りに行け。
<おまけ:タイトル>
「放火したい」じゃないからね、念のため。
ガンダム 【4月24日(日)】
2005年4月24日 自分を特別化するのが大好きな目立ちたがり屋の僕だが、例に漏れず「ガンダム」好きである(アルファベットが付くシリーズのことは知らない)。少年期は、おそらく年上の従兄弟の影響だと思うが、マクドナルドのハンバーガーパックを横に構え、スカウター代わりに「アムロ、行きます!」ってなもんだった。ジオングの不気味な強さ、ギャンの侍っぽさ、水陸両用のズゴック、ガンダムやガンキャノンほど目立たない渋めのガンタンク。アニメを見ていて本当にワクワクした。そして、僕以上に「年上の従兄弟」のハマり様は凄かった。
僕が憧れを抱いた従兄弟は「あっちゃん」という。アイドル並みの顔立ち、抜群の運動神経、手先の器用さ、性格の明るさ、満ち溢れる自信。僕には明るさぐらいしかなかった。結局グレてラリって事故って、僕とは随分違う人生を歩むことになったが、この男の影響は結構大きい気がしてならない。一番驚いたのは、ザクの消しゴム(いわゆる“キン肉マン消しゴム”のようなもの)を得意の工作(多分、ほかのキャラクターの何かのパーツを付けたり貼ったりしたのだろう)と塗装でガンダムに変えてしまったことだ。分厚い塗装を施された消しゴムを手に、種明かしをしたあっちゃんは得意げだったが、あまりの凄さに、そんなやつが親戚だということが誇りにさえ思えた(いや、その前にガンダム買えよ……ザクの立場はどうすんだよ……)。
あっちゃん絡みを筆頭に、いわゆる“ガンダムネタ”は、いろいろとある。そう言えば小学生の頃、車の中でドムの消しゴムで遊んでいたのが親父の運転の邪魔になったらしく、消しゴムを取り上げられ、そのまま窓から高速道路に捨てられたことがあった。東名高速道路には、今でも僕のリックドムの怨念が渦巻いているに違いない。
<おまけ:忘れてた>
ビグザムもお忘れなく。
僕が憧れを抱いた従兄弟は「あっちゃん」という。アイドル並みの顔立ち、抜群の運動神経、手先の器用さ、性格の明るさ、満ち溢れる自信。僕には明るさぐらいしかなかった。結局グレてラリって事故って、僕とは随分違う人生を歩むことになったが、この男の影響は結構大きい気がしてならない。一番驚いたのは、ザクの消しゴム(いわゆる“キン肉マン消しゴム”のようなもの)を得意の工作(多分、ほかのキャラクターの何かのパーツを付けたり貼ったりしたのだろう)と塗装でガンダムに変えてしまったことだ。分厚い塗装を施された消しゴムを手に、種明かしをしたあっちゃんは得意げだったが、あまりの凄さに、そんなやつが親戚だということが誇りにさえ思えた(いや、その前にガンダム買えよ……ザクの立場はどうすんだよ……)。
あっちゃん絡みを筆頭に、いわゆる“ガンダムネタ”は、いろいろとある。そう言えば小学生の頃、車の中でドムの消しゴムで遊んでいたのが親父の運転の邪魔になったらしく、消しゴムを取り上げられ、そのまま窓から高速道路に捨てられたことがあった。東名高速道路には、今でも僕のリックドムの怨念が渦巻いているに違いない。
<おまけ:忘れてた>
ビグザムもお忘れなく。
花 【4月23日(土)】
2005年4月23日 男なら誰しも一度は話したことがあるだろう。「どんな女の子がタイプ?」。プラスの要素は挙げればキリがない。しかし、マイナスポイントというのもある。僕は「花をプレゼントされて喜べない女は嫌だ」と思っていたりする(実際にはタバコを吸う女は好きじゃないのに、好きになる女はタバコを吸っていたりするものだが)。
僕は花について詳しくない。名前もよく知らない。なのに、なぜこんなテーマに設定したのか。僕の中で「花」というものが存在感を持っているのは、おふくろの影響に違いない。僕が生まれたちょうど30年前に千葉県で生まれたおふくろは、植物がとても好きだ。庭があるわけでもないのに小さな一軒家のわずかなスペースを花で埋めていく習性を持っている。僕の自転車はいつも肩身が狭かった(今、京都の実家にはアパート共有の駐輪場があるから過去形が正しいようだ)。そう、僕は花に囲まれて育ったはずなのだが、植物が別に好きでも何でもない。あのトラウマのせいなのだろうか。
小学校の高学年。ちょうどパンクロックに突き動かされて(勘違いしたとも言う)、エラソーな感覚を持つようになった頃だ。担任の女教師(おばちゃん=オレは猪と呼んでいた)が植物好きだった。これまた教室が花瓶だらけになり、ミドリガメの水槽は肩身が狭かった。今では何か植物の免許だか資格だかを持っているらしいが、当時の僕にそんなことは関係なかった。授業前、花の名前を覚えるテストがあること(強制的に全員参加)が納得いかなかった。結局、テストで覚えて今でも覚えている名前は「シラン」だけだ(どんな花かは覚えていない)。この頃、僕は一人だけ授業をボイコットしたことなんかもあったりして、この先生が好きじゃなかった(今でも謝ってもらいたいことがたくさんある。いっぱい世話にもなったけど)。花はうっとうしかった。
でも、その一方で花の魅力もどこかで感じていた。「花屋の店先に並んだ、いろんな花を見ていた」(SMAP/「世界に一つだけの花」)――当時、僕はおふくろの誕生日(つまり僕の誕生日)に花を買って帰った。一人で花屋に行って花を買うっていうのは、どこか気恥ずかしいトコもあったが、ブルーハーツの影響か、早くも「人にバカにされることを恐れない」というテーマを持っていた僕は、足踏みする自分を制して花屋で明るい色の花を買った(名前は覚えていない)。おふくろが何の花を好きか知らないけれど。この時、なぜかどこかで自己陶酔に陥った。花をプレゼントできるっていうのは、格好いいじゃないか、と(笑)。“いい子”からの脱却を目指した僕にとっては、花を持って歩いているトコを見られるなんて、恥ずかしくて仕方がなかったが、その視線に自分の感覚を勝たせることができたというわけだ。
多分その頃からだろう、花をプレゼントされても喜ばないような女は嫌だなと思うようになった。(ちょっとしたマザコンか?)。ちなみに、買う時は“綺麗な”花ではなく“優しそう”だったり“健康そうな”(どんなんだ?)花を選ぶ。造花だったら手抜きだ(笑)、許しておくれ。
<おまけ:その後>
花好きのおふくろと、花好きな猪は友達になりましたとさ。
僕は花について詳しくない。名前もよく知らない。なのに、なぜこんなテーマに設定したのか。僕の中で「花」というものが存在感を持っているのは、おふくろの影響に違いない。僕が生まれたちょうど30年前に千葉県で生まれたおふくろは、植物がとても好きだ。庭があるわけでもないのに小さな一軒家のわずかなスペースを花で埋めていく習性を持っている。僕の自転車はいつも肩身が狭かった(今、京都の実家にはアパート共有の駐輪場があるから過去形が正しいようだ)。そう、僕は花に囲まれて育ったはずなのだが、植物が別に好きでも何でもない。あのトラウマのせいなのだろうか。
小学校の高学年。ちょうどパンクロックに突き動かされて(勘違いしたとも言う)、エラソーな感覚を持つようになった頃だ。担任の女教師(おばちゃん=オレは猪と呼んでいた)が植物好きだった。これまた教室が花瓶だらけになり、ミドリガメの水槽は肩身が狭かった。今では何か植物の免許だか資格だかを持っているらしいが、当時の僕にそんなことは関係なかった。授業前、花の名前を覚えるテストがあること(強制的に全員参加)が納得いかなかった。結局、テストで覚えて今でも覚えている名前は「シラン」だけだ(どんな花かは覚えていない)。この頃、僕は一人だけ授業をボイコットしたことなんかもあったりして、この先生が好きじゃなかった(今でも謝ってもらいたいことがたくさんある。いっぱい世話にもなったけど)。花はうっとうしかった。
でも、その一方で花の魅力もどこかで感じていた。「花屋の店先に並んだ、いろんな花を見ていた」(SMAP/「世界に一つだけの花」)――当時、僕はおふくろの誕生日(つまり僕の誕生日)に花を買って帰った。一人で花屋に行って花を買うっていうのは、どこか気恥ずかしいトコもあったが、ブルーハーツの影響か、早くも「人にバカにされることを恐れない」というテーマを持っていた僕は、足踏みする自分を制して花屋で明るい色の花を買った(名前は覚えていない)。おふくろが何の花を好きか知らないけれど。この時、なぜかどこかで自己陶酔に陥った。花をプレゼントできるっていうのは、格好いいじゃないか、と(笑)。“いい子”からの脱却を目指した僕にとっては、花を持って歩いているトコを見られるなんて、恥ずかしくて仕方がなかったが、その視線に自分の感覚を勝たせることができたというわけだ。
多分その頃からだろう、花をプレゼントされても喜ばないような女は嫌だなと思うようになった。(ちょっとしたマザコンか?)。ちなみに、買う時は“綺麗な”花ではなく“優しそう”だったり“健康そうな”(どんなんだ?)花を選ぶ。造花だったら手抜きだ(笑)、許しておくれ。
<おまけ:その後>
花好きのおふくろと、花好きな猪は友達になりましたとさ。
ジンジャーエールLight 【4月22日(金)】
2005年4月22日 拝啓コカコーラ様
ジンジャーエールの販売に力を注いでくれてありがとう。CMでもやってくれないと、この町のコンビニエンスストアは、ジンジャーエールを備え付けてくれないらしい。山田優を起用したCMがヒットすることを祈っています。
ところで“Light”って何ですか? 一体どこのだれが、そんなバカなことを考えてしまったのですか? これまでジンジャーエールの別ヴァージョンはみなこけたのに、まだ懲りないのですか? そんなに「シンプル・イズ・ベスト」がお嫌いですか? そもそも、コカコーラのジンジャーエールは相当甘口なのに、それを軽くしてしまったら、味付き炭酸水にしかならないじゃあないですか。考え直してください。
敬具
<おまけ:缶発見>
この町のコンビニエンスストアがジンジャーエールを備え付けなくても、常に供給してくれる自動販売機を発見。これでまだ生きられる。
ジンジャーエールの販売に力を注いでくれてありがとう。CMでもやってくれないと、この町のコンビニエンスストアは、ジンジャーエールを備え付けてくれないらしい。山田優を起用したCMがヒットすることを祈っています。
ところで“Light”って何ですか? 一体どこのだれが、そんなバカなことを考えてしまったのですか? これまでジンジャーエールの別ヴァージョンはみなこけたのに、まだ懲りないのですか? そんなに「シンプル・イズ・ベスト」がお嫌いですか? そもそも、コカコーラのジンジャーエールは相当甘口なのに、それを軽くしてしまったら、味付き炭酸水にしかならないじゃあないですか。考え直してください。
敬具
<おまけ:缶発見>
この町のコンビニエンスストアがジンジャーエールを備え付けなくても、常に供給してくれる自動販売機を発見。これでまだ生きられる。
ラーメン 【4月21日(木)】
2005年4月21日 こんなラーメン屋は好きじゃない。最近、自宅最寄駅の近くにあるラーメン屋に行ったのだが、麺の細さや硬さがすべて選べるようになっていた。自分の好みがそれほど確定していないからなのかもしれないが、これをすべて指定して美味しいものが食べられたとしても、ちょっと納得がいかないというものだ。なぜなら、それはすでに、僕にとって「ラーメンを作ってあげる店」であって「ラーメンを食べさせる店」ではなくなってしまうからだ。ラーメン屋は、およそ他人である。他人のオリジナリティがあった方が楽しい。麺の細さや硬さを自分で決めてしまっては、タクシードライバーに「オレと同じように運転しろ」なんて言うようなものではないか。「黙って食えば、美味いと言わせてやる」っていうぐらいの店がいい。
<おまけ:ラーメン屋にROSSO>
九州旅行の際、熊本でラーメン屋に立ち寄ったのだが、店に入るやいなや「ROSSO」のポスターが貼ってあって驚いた。ラーメン屋にロック。なんか変わった雰囲気が好きだった。
<おまけ:ラーメン屋にROSSO>
九州旅行の際、熊本でラーメン屋に立ち寄ったのだが、店に入るやいなや「ROSSO」のポスターが貼ってあって驚いた。ラーメン屋にロック。なんか変わった雰囲気が好きだった。
スージー 【4月20日(水)】
2005年4月20日 ルーシー、ナンシー、ケイコ……。だれでもいい。ただスージーだけは、よろしくない。「Susie」。どう読んでも「スシエ」だ。
<おまけ:なし>
<おまけ:なし>
見え透いた黒幕 【4月19日(火)】
2005年4月19日 飲まないアルコールと吸わないタバコの匂いを服に染み込ませていく。「屋根裏」と名付けられた地下空間で騒音に囲まれる。温度感さえ付随する眩いライトに目を細める。身を委ねたくなる気だるい雰囲気がほのかに漂う中、感覚を研ぎ澄ませていく。ギターが鳴れば、鼓膜が振動する。ベースが鳴れば、ひざが踊る。ドラムが鳴ればありったけの内臓が片っ端から震えていく。そこから堅苦しい戦いが始まる。
忙しく眼球を動かす。気持ちは一つ。「何も逃さない」。知り得ない要素の存在を知りながら、触れ方を選ばず、見えざる手を核心へ伸ばす。「気持ち」、「思想」、「魂」。そんな言葉で表現される、得たいの知れないものを取り込んでいく。確信のない軸だらけの世界が見えてたら自分を揺さぶる。力強く歪む。その時、そこに自分という軸が残るかどうか。今、僕には軸が見えない。
揺れることはできる。動くことはできる。振ることもできる。しかしまるで地震に踊る本棚のごとく、純粋な自然現象に溶け込む。あいでんてぃてぃ。「僕はここに立っている」――立っているだけか。「僕には夢がある」――あるだけか。「僕には可能性がある」――ない。
優等生を辞めて自分を信じることにした。小学校の高学年の時の話だ。あるもの、ないもの全部、鎧にしてきた。鎧を付け替える時、痩せっぽちな体から悟ったことが多分ある。見ないふりをしようとした、その動きにオレは気が付いた――逃げた。オレは今日、殴るべき奴の影を捕らえた。髪を逆立てた、猿顔の口だけ達者な野郎だ。
<おまけ:なし>
忙しく眼球を動かす。気持ちは一つ。「何も逃さない」。知り得ない要素の存在を知りながら、触れ方を選ばず、見えざる手を核心へ伸ばす。「気持ち」、「思想」、「魂」。そんな言葉で表現される、得たいの知れないものを取り込んでいく。確信のない軸だらけの世界が見えてたら自分を揺さぶる。力強く歪む。その時、そこに自分という軸が残るかどうか。今、僕には軸が見えない。
揺れることはできる。動くことはできる。振ることもできる。しかしまるで地震に踊る本棚のごとく、純粋な自然現象に溶け込む。あいでんてぃてぃ。「僕はここに立っている」――立っているだけか。「僕には夢がある」――あるだけか。「僕には可能性がある」――ない。
優等生を辞めて自分を信じることにした。小学校の高学年の時の話だ。あるもの、ないもの全部、鎧にしてきた。鎧を付け替える時、痩せっぽちな体から悟ったことが多分ある。見ないふりをしようとした、その動きにオレは気が付いた――逃げた。オレは今日、殴るべき奴の影を捕らえた。髪を逆立てた、猿顔の口だけ達者な野郎だ。
<おまけ:なし>
3代目ZSTガール決定 【4月18日(月)】
2005年4月18日 スポーツ総合サイト「スポーツナビ」のニュースで、こんなタイトルを見かけた。『3代目ZSTガールはB90の現役女子高生』。ついに3代目ZSTガールが決定したようだ。早速クリックしてニュースを読んでみる。……。バスト90も確かに魅力だが、小野寺愛が残留しているではないか! こっちの方が一大事だ。
〜一部抜粋〜
また、2代目ZSTガールの小野寺愛さんもZSTファンの強い要望により残留が決定。
本当か(笑)?
<おまけ:ZSTガール>
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/special/goddess/vol43/
〜一部抜粋〜
また、2代目ZSTガールの小野寺愛さんもZSTファンの強い要望により残留が決定。
本当か(笑)?
<おまけ:ZSTガール>
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/special/goddess/vol43/
ディープインパクト 【4月17日(日)】
2005年4月17日 濃厚な印象。そんな名前を付けられた馬には、果たしてどれほどのインパクトがあるのか。前評判の高かったディープインパクトが皐月賞(GI)を1番人気に応えて圧勝した。残念ながら馬券は外れた(2着が全然違った)。そんなことより、この馬のレースを見られなかったことが残念だ。
競馬は馬券が当たってナンボ。その価値観は否定しないけれど、僕はほかのことも楽しめる競馬ファンである。サッカーで「この選手のプレーが見たい」と思うのと同じように「この馬のレースが見たい」と思って競馬場へ出かけたこともある(サイレンススズカなど)。
ディープインパクトは相当に強いと聞く。しかし、例えばサッカー界でも「超高校級」と評価される選手は毎年いたりするぐらいで(本当にその言葉がふさわしかったのは、小野伸二じゃないだろうか……)、どれほど強いのかは自分で見なければ分からない。脚部に不安を起こさなければ、ディープインパクトの次走は日本ダービー(GI)になるだろう。今度こそ、うわさの末脚を見てみたい。
<おまけ:幻の三冠馬>
ナリタブライアン以降、本気で三冠を獲れると思えたのは、アグネスタキオンだけ。それを上回る衝撃なら、見逃せない。
競馬は馬券が当たってナンボ。その価値観は否定しないけれど、僕はほかのことも楽しめる競馬ファンである。サッカーで「この選手のプレーが見たい」と思うのと同じように「この馬のレースが見たい」と思って競馬場へ出かけたこともある(サイレンススズカなど)。
ディープインパクトは相当に強いと聞く。しかし、例えばサッカー界でも「超高校級」と評価される選手は毎年いたりするぐらいで(本当にその言葉がふさわしかったのは、小野伸二じゃないだろうか……)、どれほど強いのかは自分で見なければ分からない。脚部に不安を起こさなければ、ディープインパクトの次走は日本ダービー(GI)になるだろう。今度こそ、うわさの末脚を見てみたい。
<おまけ:幻の三冠馬>
ナリタブライアン以降、本気で三冠を獲れると思えたのは、アグネスタキオンだけ。それを上回る衝撃なら、見逃せない。
死に場所 【4月16日(土)】
2005年4月16日 人生を賭ける、命を賭ける、すべてを賭ける――いろいろな言葉があるが、いずれも何かに“必死”になる時の表現だ。自分が死んでしまうなんてことは、あまり考えたくない。まだまだ生きるつもりだから。三代目魚武濱田茂夫の詩に、こんな言葉がある。「生きているうちから死んだ後のことを考える奴おるやろ、あれは行儀が悪い」。そのとおりだと思う。ただ、僕はやはり死んでしまう時のことを考えてしまう。
たとえ死ぬなら、どう死にたいか。今を生きる意味を込めて「ガッツポーズで笑いながら死にたい」と思う。死んだ後に笑顔を作られるのでなく、笑いながら死にたい(漫画『ドラゴンボール』の孫悟空のように)。
それと、もう一つ死について思うことがある。死体の処理方法だ。できれば、海か山にそのまま放り捨ててほしい。今まで、特に子どもの頃に無駄な殺生をたくさんしてきた。触覚を抜かれた蟻が苦しむ姿を楽しんだ。足を折られたアメンボが川で流れていく様を笑った。エアガンで至近距離から撃たれて体が腫れ上がったミミズを「これが本当のミミズ腫れ」と馬鹿にした。ザリガニを橋の上から川の中に投げつけた(おそらく死んでしまった)。数え上げればキリがない。
おふくろは「責任を持って飼えないなら捕まえてくるな」と怒っていたが、当時はその言葉の意味を考えなかった。でも今は自分なりの考え方(勝手なマナーとでも表現しようか)がある。命を奪うなら命を奪われる覚悟を持たなければならない。僕はむやみに命を奪ってきた。だから、わずかながらに償いをしたい気持ちがある。でも、今、食われるわけにはいかない。たとえ悪行を自分の正義にするとしても。そんなわけで死んだ後は食えるうちに全部食ってしまってもらいたいのだ。
ただ、言っておくけど、まだまだお預けだぜ。食いたい奴は頑張って生きてろよ〜。
<おまけ:ちなみに>
現状で全部残っても55キロ前後しかない。病気で痩せて死んだら食うトコねえかもなあ……。
たとえ死ぬなら、どう死にたいか。今を生きる意味を込めて「ガッツポーズで笑いながら死にたい」と思う。死んだ後に笑顔を作られるのでなく、笑いながら死にたい(漫画『ドラゴンボール』の孫悟空のように)。
それと、もう一つ死について思うことがある。死体の処理方法だ。できれば、海か山にそのまま放り捨ててほしい。今まで、特に子どもの頃に無駄な殺生をたくさんしてきた。触覚を抜かれた蟻が苦しむ姿を楽しんだ。足を折られたアメンボが川で流れていく様を笑った。エアガンで至近距離から撃たれて体が腫れ上がったミミズを「これが本当のミミズ腫れ」と馬鹿にした。ザリガニを橋の上から川の中に投げつけた(おそらく死んでしまった)。数え上げればキリがない。
おふくろは「責任を持って飼えないなら捕まえてくるな」と怒っていたが、当時はその言葉の意味を考えなかった。でも今は自分なりの考え方(勝手なマナーとでも表現しようか)がある。命を奪うなら命を奪われる覚悟を持たなければならない。僕はむやみに命を奪ってきた。だから、わずかながらに償いをしたい気持ちがある。でも、今、食われるわけにはいかない。たとえ悪行を自分の正義にするとしても。そんなわけで死んだ後は食えるうちに全部食ってしまってもらいたいのだ。
ただ、言っておくけど、まだまだお預けだぜ。食いたい奴は頑張って生きてろよ〜。
<おまけ:ちなみに>
現状で全部残っても55キロ前後しかない。病気で痩せて死んだら食うトコねえかもなあ……。
競走馬のクローンが誕生【4月15日(金)】
2005年4月15日 モノ作りが好きなのは結構な話だが、馬まで作るのか。共同通信が報じるところによれば、イタリアの研究所が、耐久レースを優勝した馬の遺伝子をコピーしたクローン馬の生産に成功したらしい。競馬は“ブラッド・スポーツ”と呼ばれるように、配合によって馬の能力が大きく左右される。そのため、生産は育成よりも大事とさえ言われるほど重要だ。競馬好きな僕は思う。名馬のクローン生産は、夢があるようで夢のない話だ、と。
話を競馬に限る。クローン馬の生産で夢が膨らむのは、こんな場合だろう。1996年、前年の英国ダービーを含め4戦4勝(英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、凱旋門賞を勝利)の成績で引退した“世紀の名馬”ラムタラが日本に輸入された。購買価格は、なんと約33億である。しかし、実はその後、もっと大きな額の話が生まれようとしていた。当時、最高生涯獲得賞金を塗り替えたシガーという米国産馬を日本の企業が購入しようとしたのだ。結局、商談は成立しなかったようなのだが、その後に事件が起きた。なんと、シガーは先天的精虫不足で受精能力がなかった。世界中の不妊治療専門の獣医が呼び集められたが治療は実ることなく、種牡馬にはなれなかったのだ。例えばこんな時「シガーの遺伝子を後世に残せたら……」という発想には夢があるではないか。
しかし、一方で僕は「無事是名馬」の考え方を重んじる。簡単に言ってしまえば、生きていてナンボ、動くことができてナンボ、結果を出せてナンボということだ。結果的にシガーは種牡馬になり得なかった。だったら、それまでという話なのだ。日本でも有り余る才能を持ちながら後世に遺伝子を残すことなく消えていった名馬がいる。例えばサイレンススズカ。日本で初めて世界最高峰のレース凱旋門賞(仏GI)で2着に健闘したエルコンドルパサーを子ども扱いした“神速の名馬”である。競馬は普通「逃げる」か「追う」か、どちらかのパターンで勝利を目指すのだが、サイレンススズカの才能は、武豊が「逃げて追える馬」と絶賛したほどだった。しかし、この名馬は府中のターフで命を絶った。競争中に故障を発生。予後不良と診断されて安楽死処分となったのだ。この場合でも「サイレンススズカの遺伝子を後世に残せたら……」と、確かに一瞬は思う。しかし、短い生涯の中で強烈な光を放ったものを記憶から現実へと引っ張り出すことを拒みたい。あの馬は、あの馬でしか存在し得ないインパクトがあった。クローンが遺伝子を伝えたとしても、そのクローンは w)?ヤサイレンススズカ」ではないとしか思えない。
そう考えると、シガーにしてもシガーを見てきた人にとっては同じ思いを持つものかもしれない。クローン生産の技術は素晴らしいかもしれない。それでも、安易な夢で熱いドラマを壊さないでほしいと強く願う。
<おまけ:そうは言いながら……>
競馬ファンでなくとも聞いたことがあるかもしれない、有名なゲームがある。『ダービースタリオン』。仮想の世界で配合や調教を行うものなのだが、僕はここでサイレンススズカと同じ配合の馬を生み出し、種牡馬にし、現実で見られなかった夢の続きを見ようとしていたりする。
話を競馬に限る。クローン馬の生産で夢が膨らむのは、こんな場合だろう。1996年、前年の英国ダービーを含め4戦4勝(英ダービー、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS、凱旋門賞を勝利)の成績で引退した“世紀の名馬”ラムタラが日本に輸入された。購買価格は、なんと約33億である。しかし、実はその後、もっと大きな額の話が生まれようとしていた。当時、最高生涯獲得賞金を塗り替えたシガーという米国産馬を日本の企業が購入しようとしたのだ。結局、商談は成立しなかったようなのだが、その後に事件が起きた。なんと、シガーは先天的精虫不足で受精能力がなかった。世界中の不妊治療専門の獣医が呼び集められたが治療は実ることなく、種牡馬にはなれなかったのだ。例えばこんな時「シガーの遺伝子を後世に残せたら……」という発想には夢があるではないか。
しかし、一方で僕は「無事是名馬」の考え方を重んじる。簡単に言ってしまえば、生きていてナンボ、動くことができてナンボ、結果を出せてナンボということだ。結果的にシガーは種牡馬になり得なかった。だったら、それまでという話なのだ。日本でも有り余る才能を持ちながら後世に遺伝子を残すことなく消えていった名馬がいる。例えばサイレンススズカ。日本で初めて世界最高峰のレース凱旋門賞(仏GI)で2着に健闘したエルコンドルパサーを子ども扱いした“神速の名馬”である。競馬は普通「逃げる」か「追う」か、どちらかのパターンで勝利を目指すのだが、サイレンススズカの才能は、武豊が「逃げて追える馬」と絶賛したほどだった。しかし、この名馬は府中のターフで命を絶った。競争中に故障を発生。予後不良と診断されて安楽死処分となったのだ。この場合でも「サイレンススズカの遺伝子を後世に残せたら……」と、確かに一瞬は思う。しかし、短い生涯の中で強烈な光を放ったものを記憶から現実へと引っ張り出すことを拒みたい。あの馬は、あの馬でしか存在し得ないインパクトがあった。クローンが遺伝子を伝えたとしても、そのクローンは w)?ヤサイレンススズカ」ではないとしか思えない。
そう考えると、シガーにしてもシガーを見てきた人にとっては同じ思いを持つものかもしれない。クローン生産の技術は素晴らしいかもしれない。それでも、安易な夢で熱いドラマを壊さないでほしいと強く願う。
<おまけ:そうは言いながら……>
競馬ファンでなくとも聞いたことがあるかもしれない、有名なゲームがある。『ダービースタリオン』。仮想の世界で配合や調教を行うものなのだが、僕はここでサイレンススズカと同じ配合の馬を生み出し、種牡馬にし、現実で見られなかった夢の続きを見ようとしていたりする。
2500万円を地中に忘れてきた !? 【4月14日(木)】
2005年4月14日「引っ越しで忘れたかも」 2500万、元土地所有者――こんな見出しの記事を見つけた。僕も引越しをしたばかりだが、残念ながら2500万円も忘れてきた覚えはない。忘れてきたものがあるとすれば、何か形のない抽象的なものだろう。例えば思い出とか。
しばし空想の世界へと入る。2500万円を置き忘れてきた可能性はないが、2500万円分の思い出を忘れたという可能性はあるかもしれない。その思い出が現金に形を変えて……。そうすると、思い出は消えてなくなるということか。思い出か現金か。今までの記憶を高額現金に変えられるとするなら、どちらを選ぶか。
おそらく、こんな選択を迫られることはあり得ないから、だれもが思い出を大事にするだろう。僕も忘れたくないことや忘れちゃいけないと思うことが多くある(忘れたいこともあるけど、それはむしろ背負いたい)。でも、大事なのは「今」に違いないとも思う。2500万円で一生を賭ける勝負ができるなら、きっと迷うだろうな。いや、意外と簡単に現金を選ぶかもしれない。
ただ、思い出はおそらく変動相場制だろう。世の中、お金に関して言えば割に合わないものがほとんどだ。だから、覚えておきたい思い出は、きっと2500万円より高い値がつくはずなのに、2500万円にしかならないという“仮想の現実”があるはずだ。さて、現実に戻ろう。
冒頭のニュースを読んで、真っ先に「自分にも2500万円が転がり込んでくる可能性があったらいいな」と思った人は僕のほかにもいるだろう。そんな時「自分は2500万円以上のものを持っている」と思える人は、どれぐらいいるのだろう。この際だから、2500万円よりはるかに高い価値のものにしちゃわない(笑)? 僕はそうしたい。
思い出の株を上げるためには……。今次第だ。今、2500万あれば勝負できるのに……あ、あれ !?
<おまけ:戯言>
言葉よりため息が多い。
しばし空想の世界へと入る。2500万円を置き忘れてきた可能性はないが、2500万円分の思い出を忘れたという可能性はあるかもしれない。その思い出が現金に形を変えて……。そうすると、思い出は消えてなくなるということか。思い出か現金か。今までの記憶を高額現金に変えられるとするなら、どちらを選ぶか。
おそらく、こんな選択を迫られることはあり得ないから、だれもが思い出を大事にするだろう。僕も忘れたくないことや忘れちゃいけないと思うことが多くある(忘れたいこともあるけど、それはむしろ背負いたい)。でも、大事なのは「今」に違いないとも思う。2500万円で一生を賭ける勝負ができるなら、きっと迷うだろうな。いや、意外と簡単に現金を選ぶかもしれない。
ただ、思い出はおそらく変動相場制だろう。世の中、お金に関して言えば割に合わないものがほとんどだ。だから、覚えておきたい思い出は、きっと2500万円より高い値がつくはずなのに、2500万円にしかならないという“仮想の現実”があるはずだ。さて、現実に戻ろう。
冒頭のニュースを読んで、真っ先に「自分にも2500万円が転がり込んでくる可能性があったらいいな」と思った人は僕のほかにもいるだろう。そんな時「自分は2500万円以上のものを持っている」と思える人は、どれぐらいいるのだろう。この際だから、2500万円よりはるかに高い価値のものにしちゃわない(笑)? 僕はそうしたい。
思い出の株を上げるためには……。今次第だ。今、2500万あれば勝負できるのに……あ、あれ !?
<おまけ:戯言>
言葉よりため息が多い。
レディオの思ひ出 【4月13日(水)】
2005年4月13日 光陰矢のごとし。一人暮らしを始めてから今年で7年目になる。8年前まで愛用していたにも関わらず、すっかり忘れていたものがある。ラジオ。おそらく自分の部屋にテレビがある状態になってから、聞かなくなってしまったのだろう。引越し後、テレビ線を繋いでいないため、地震情報が知りたくてラジオを点けた。何年もラジオを聞いていない生活を送ってきたと気付いたのは、その時だった。コンポにはラジオ局の周波数の設定がされていなかった。
僕がラジオを聞き始めたのは、小学校の高学年の頃だった。当時人気だったTBSの番組『岸谷五朗の東京レディオクラブ』を欠かさず聞いていた。番組内の人気コーナー「ボンビー君」や「そりゃなしだろ」の本も買ってしまうぐらいの“ハマり”ようだった。中学2年になる春休みに京都へ引っ越したが、それでもしばらくの間は954khzの雑音に耳を傾けたものだ(残念ながらほとんど聞き取れない)。
恵俊彰の担当コーナー「黒背広の男」も好きだったし、木曜日のエロネタも好きだった。あの番組は、いつどのように終わったのだろうか。最後まで聞けなかったのが、ちょっと心残りだ。
<おまけ:どうでもいい情報>
ちなみに、岸谷五朗と奥居香が知り合ったのは、この番組。岸谷五朗が、奥居香プロデュースのシングル『あの鐘を鳴らせ』でCDデビュー。歌は大したことはなかった……。
僕がラジオを聞き始めたのは、小学校の高学年の頃だった。当時人気だったTBSの番組『岸谷五朗の東京レディオクラブ』を欠かさず聞いていた。番組内の人気コーナー「ボンビー君」や「そりゃなしだろ」の本も買ってしまうぐらいの“ハマり”ようだった。中学2年になる春休みに京都へ引っ越したが、それでもしばらくの間は954khzの雑音に耳を傾けたものだ(残念ながらほとんど聞き取れない)。
恵俊彰の担当コーナー「黒背広の男」も好きだったし、木曜日のエロネタも好きだった。あの番組は、いつどのように終わったのだろうか。最後まで聞けなかったのが、ちょっと心残りだ。
<おまけ:どうでもいい情報>
ちなみに、岸谷五朗と奥居香が知り合ったのは、この番組。岸谷五朗が、奥居香プロデュースのシングル『あの鐘を鳴らせ』でCDデビュー。歌は大したことはなかった……。
『NIKITA』 【4月12日(火)】
2005年4月12日 電車の中吊り広告を見ていて、ある言葉に興味を惹かれた。「ランジェリーは愛でられてナンボ」――女性ファッション誌『NIKITA』の広告だった。以前、高校時代の友人であるカトウやカワシマが「女性ファッション誌もオシャレの参考になるぞ?」と言っていたのを思い出したことも手伝い、僕は初めて女性ファッション誌を買ってみることにした。
別に下着ドロボーをするほどではないが、女性下着って結構好き。芸術的だと思う(ことにしている、のかもしれないが)。特に女性下着は、男性に見られることを意識して作ってあるはずであり、そうあるべきだと思う。そんな気持ちから、広告の一言に男である僕が同調してしまったのである(笑)。
さて、買って読んで驚いた。この雑誌は、どうやら独自の言葉を作り、それによって世界観を表現しようとしているらしいのだ。「艶女(アデージョ)」「艶男(アデオス)」に代表される、オリジナリティ溢れる単語の数々は、ファッションとは別の観点で楽しむことができる。いっそ定期購読者にでもなろうか……。
<おまけ:夏に向けて……>
サングラスを買いたい。「怖い」って言われないやつを。
別に下着ドロボーをするほどではないが、女性下着って結構好き。芸術的だと思う(ことにしている、のかもしれないが)。特に女性下着は、男性に見られることを意識して作ってあるはずであり、そうあるべきだと思う。そんな気持ちから、広告の一言に男である僕が同調してしまったのである(笑)。
さて、買って読んで驚いた。この雑誌は、どうやら独自の言葉を作り、それによって世界観を表現しようとしているらしいのだ。「艶女(アデージョ)」「艶男(アデオス)」に代表される、オリジナリティ溢れる単語の数々は、ファッションとは別の観点で楽しむことができる。いっそ定期購読者にでもなろうか……。
<おまけ:夏に向けて……>
サングラスを買いたい。「怖い」って言われないやつを。
ウイニングイレブン 【4月11日(月)】
2005年4月11日 プレイステーション2の人気ソフト「ウイニングイレブン8FE」を3月31日に買って以来、楽しんでいるのだが、やっぱり最近の選手が分からない。自分のチームを強くするために有能な選手を獲得していくのだが、分からない選手を取っても楽しくないので、どうしても引退した選手ばかり取ってしまう。フリット、ライカールト、ファンバステン、デシャン……。まるで現監督オールスターだ。そんなわけで、いまだに現在のサッカー情勢はちんぷんかんぷんなのである。
それでも、ようやく1人覚えた。フランス人FW、ジブリル・シセ。イングランドのプレミアリーグ、アーセナルに所属する選手だ。とにかく、こいつには点を決められまくっているのだ。嫌な時間に嫌なタイミングで嫌なスペースに走り込んできては、点を奪っていく。こいつが異常にムカツクのである(笑)。
しかし、調べたところによれば、シセはすでにアーセナルで出番を失っている……。欧州サッカーの情勢は、あまりにも変わり身が早すぎやしないか……?
<おまけ:GK天国>
好きなGKが多過ぎて、GK天国になってしまった。パリュウカ(イタリア)、マルケジャーニ(イタリア)、シュマイケル(デンマーク)、ペルッツィ(イタリア)。本当は川口能活とデアイエ(サウジアラビア)も欲しいんだけど。
それでも、ようやく1人覚えた。フランス人FW、ジブリル・シセ。イングランドのプレミアリーグ、アーセナルに所属する選手だ。とにかく、こいつには点を決められまくっているのだ。嫌な時間に嫌なタイミングで嫌なスペースに走り込んできては、点を奪っていく。こいつが異常にムカツクのである(笑)。
しかし、調べたところによれば、シセはすでにアーセナルで出番を失っている……。欧州サッカーの情勢は、あまりにも変わり身が早すぎやしないか……?
<おまけ:GK天国>
好きなGKが多過ぎて、GK天国になってしまった。パリュウカ(イタリア)、マルケジャーニ(イタリア)、シュマイケル(デンマーク)、ペルッツィ(イタリア)。本当は川口能活とデアイエ(サウジアラビア)も欲しいんだけど。