歌詞 【5月18日(水)】
2005年5月18日元気なうちに やりたいこと 見つけだしたいよ
大好きなひとに 会いたいときに 会えればいいのにな
気が済むまでケンカして 仲直りしたいよ
やりたいように やりたいこと できればいいのにな
いつでも正しい人なんているのかな
まあ そんなこと たいした問題じゃないネ
行こうよ行こうよ あいかわらずなボクら
(「あいかわらずなボクら」/B’z)
大好きなひとに 会いたいときに 会えればいいのにな
気が済むまでケンカして 仲直りしたいよ
やりたいように やりたいこと できればいいのにな
いつでも正しい人なんているのかな
まあ そんなこと たいした問題じゃないネ
行こうよ行こうよ あいかわらずなボクら
(「あいかわらずなボクら」/B’z)
ちょっと大人の…… 【5月17日(火)】
2005年5月17日 先日、焼肉屋の「牛角」で新メニューを見つけたのだが、そこで一言物申す。牛角と言えば、必ずデザートに「牛角アイス」を食べるのが僕の定番である。ところが、新メニューとして「ちょっと大人の牛角アイス」なるものが登場したのである。そこで、僕は前者、相方が後者を頼むことにした。
牛角のメニューでは、以下のように紹介されている。
「牛角アイス」:きなこと黒蜜の信玄餅ならぬ信玄アイス!
「ちょっと大人の牛角アイス」:ビターなエスプレッソソースと上品な生クリームがちょっと大人です。
しかし……僕が見るに、前者の方が大人感があるように思えてならないのだ。もし、今度「牛角」に行くことがあったら、ぜひ見比べてみてください(地域によっては、このメニューが存在しない可能性もありますが)。
牛角のメニューでは、以下のように紹介されている。
「牛角アイス」:きなこと黒蜜の信玄餅ならぬ信玄アイス!
「ちょっと大人の牛角アイス」:ビターなエスプレッソソースと上品な生クリームがちょっと大人です。
しかし……僕が見るに、前者の方が大人感があるように思えてならないのだ。もし、今度「牛角」に行くことがあったら、ぜひ見比べてみてください(地域によっては、このメニューが存在しない可能性もありますが)。
ウルトラマンは、カタカナ教師 【5月16日(月)】
2005年5月16日 前日の日記を書いていて思い出したネタを。『キン肉マン』で漢字を覚えた僕だが、カタカナを覚えたのは「ウルトラマン」の影響が大きい。母親いわく、とにかくウルトラマンが大好きで怪獣の名前を片っ端から覚えていったらしい。怪獣図鑑のようなものが手元にあった気がするが、さすがに古い記憶でよくは思い出せない。
思い出しついでに、ウルトラマンの話。たくさん覚えた怪獣の中で特に印象に残っているのが、3つある。お金を集める姿がコミカルだったカネゴン。悪さをすることなく「ただ宇宙に帰りたい」だけだった哀愁漂うシーボーズ。ウルトラ5兄弟を全滅させて恐怖感を与えたヒッポリト星人。特にシーボーズは、なぜかメイキングドラマをテレビで見た記憶が強く残っている。“強くない怪獣”の是非をめぐってスタッフが口論するのだが、肯定派の一人が夜中まで“寂しさが伝わる怪獣の歩き方”を工夫している。確かそんな内容で、僕はそれが好きだった。ほかに、ハヤタ隊員(ウルトラマンに変身する人)が、変身のためにフラッシュビームという筒を大空に掲げたつもりが、間違えて昼食のカレーライスのスプーンを投げて変身に失敗するギャグシーンも好きだった。
ウルトラマンショーを見に行った時には、目の前でウルトラ兄弟が勢揃いして大興奮した。もちろん、なぜウルトラマンが人間と同じ大きさなのか、ということには疑問を持っていたけれど。惚れると欠点は見えなくなるものである。
思い出しついでに、ウルトラマンの話。たくさん覚えた怪獣の中で特に印象に残っているのが、3つある。お金を集める姿がコミカルだったカネゴン。悪さをすることなく「ただ宇宙に帰りたい」だけだった哀愁漂うシーボーズ。ウルトラ5兄弟を全滅させて恐怖感を与えたヒッポリト星人。特にシーボーズは、なぜかメイキングドラマをテレビで見た記憶が強く残っている。“強くない怪獣”の是非をめぐってスタッフが口論するのだが、肯定派の一人が夜中まで“寂しさが伝わる怪獣の歩き方”を工夫している。確かそんな内容で、僕はそれが好きだった。ほかに、ハヤタ隊員(ウルトラマンに変身する人)が、変身のためにフラッシュビームという筒を大空に掲げたつもりが、間違えて昼食のカレーライスのスプーンを投げて変身に失敗するギャグシーンも好きだった。
ウルトラマンショーを見に行った時には、目の前でウルトラ兄弟が勢揃いして大興奮した。もちろん、なぜウルトラマンが人間と同じ大きさなのか、ということには疑問を持っていたけれど。惚れると欠点は見えなくなるものである。
漢字の教科書は、漫画『キン肉マン』 【5月15日(日)】
2005年5月15日 サッカー選手、中田英寿の公式サイトで「Hide’s Mail」が更新されていた。今回の話題は、ホテルのコンシェルジュと漫画。前者は僕の生活に馴染みがないので、後者をテーマに拝借しようと思う。いわゆる「漫画好き」な人は、多くの単行本を保有しているが、僕は雑誌の立ち読みで多くの漫画に目を通すだけで、今は一冊も単行本を持っていない。ただ、その昔『キン肉マン』と『ろくでなしBLUES』だけは、買い集めていた(『キャプテン』も数冊は持っていたけど)。
特に影響が大きかったのは、幼稚園・小学校時代に読んでいた前者だ。僕にとって『キン肉マン』は、漢字の教科書だった(結果的に)。『キン肉マン』の面白さを余すところなく味わいたい一心で、出てくる漢字を片っ端から母親に説明させていた。今でもロビンマスクの「ヨロイを切らせて肉を断つ」というセリフの意味を聞いたことは覚えている。「好きこそものの上手なれ」とは、よくいったものだ。
特に影響が大きかったのは、幼稚園・小学校時代に読んでいた前者だ。僕にとって『キン肉マン』は、漢字の教科書だった(結果的に)。『キン肉マン』の面白さを余すところなく味わいたい一心で、出てくる漢字を片っ端から母親に説明させていた。今でもロビンマスクの「ヨロイを切らせて肉を断つ」というセリフの意味を聞いたことは覚えている。「好きこそものの上手なれ」とは、よくいったものだ。
白虎隊 【5月14日(土)】
2005年5月14日 朝から動くつもりだったが“遊歩道”との戦いに疲れ、チェックアウトぎりぎりの時間まで眠ってしまった。明日からは仕事もあるので、ある程度の時間には自宅に戻らなければならない。そう、この地にいられるのは昼過ぎぐらいまでだ。ホテルを出て、最初に向かったのは絵蝋燭の店。土産物にいいだろうと見込んだものを買い込んだ。そして、会津市内をぐるぐると回るローカルバス「ハイカラさん」に乗って、会津若松城へ向かった。
小学生の頃、戦国時代の話に興味を持った僕が初めて見た城が、この会津若松城だった。白い城壁と赤い橋のコントラストが強く印象に残っていた。ちょっとした“原点回帰”のつもりで立ち寄ったが、それなりに楽しむことができた。今回、面白いと思ったのは、会津藩校の訓示の一つ。「ならぬものは、ならぬものです」。いくつかの訓示の後に、この訓示が続く。理想への道筋を教えておいて、最後に現実一撃という実に効果的な教育だ。
さて、会津若松城の次に僕が「ハイカラさん」が降りた場所は、飯盛山のふもと。ここには、白虎隊の墓がある。市中火災の模様を落城と早計し、切腹してしまったという悲話はよく知られているが、実際にそこから見た城はかなり遠く、僕には相当見辛かった(双眼鏡でかろうじて確認できたが……)。だれかのために死ななくてもいい文化に生きていることに少しありがたみを感じながら、山をあとにした。そして、東京へ帰る列車に乗り、日常に戻った。そんな1日。
小学生の頃、戦国時代の話に興味を持った僕が初めて見た城が、この会津若松城だった。白い城壁と赤い橋のコントラストが強く印象に残っていた。ちょっとした“原点回帰”のつもりで立ち寄ったが、それなりに楽しむことができた。今回、面白いと思ったのは、会津藩校の訓示の一つ。「ならぬものは、ならぬものです」。いくつかの訓示の後に、この訓示が続く。理想への道筋を教えておいて、最後に現実一撃という実に効果的な教育だ。
さて、会津若松城の次に僕が「ハイカラさん」が降りた場所は、飯盛山のふもと。ここには、白虎隊の墓がある。市中火災の模様を落城と早計し、切腹してしまったという悲話はよく知られているが、実際にそこから見た城はかなり遠く、僕には相当見辛かった(双眼鏡でかろうじて確認できたが……)。だれかのために死ななくてもいい文化に生きていることに少しありがたみを感じながら、山をあとにした。そして、東京へ帰る列車に乗り、日常に戻った。そんな1日。
遊歩道という名の険しき道 【5月13日(金)】
2005年5月13日
この先は長い。気力のある者だけが読むべし。
朝食後に向かった先は、鬼怒川温泉駅前の船乗り場である。鬼怒川のライン下りに乗ってみることにした。平日の朝一番、午前9時の船には当初、僕以外の乗船客は見当たらなかった。ところが、乗船時間の直前になると、小学生の大群が僕を囲った。船は2隻。船頭さんの指示により、僕は船の一番前に乗ることになった。隣は校長先生、後ろは小学生。一番前の役割は波しぶき避けのシートの上げ下げだ。僕は引率の先生ではない。集合写真に僕を入れないでくれないか……(集合写真を買う人は○を付けるシートを僕に回さないでくれないか)。
そんなこんなで川面に揺れて景色を楽しんだ。帰りは鬼怒川温泉駅まで無料バスが出るはずだった。ところが、小学生御一行様は、この後専用バスで日光江戸村へ向かうという。残る客は僕一人。バスは出なかった。その代わり、僕は船頭さんたちが戻る車に乗せられた。今度は船頭さんに囲まれることになった。人気者は大変だぜ、とでも思うしかなかった。車中、船頭さんたちは「LOTO6は、やらせじゃろ」という話題で盛り上がっていた。
そんなこんなで鬼怒川温泉駅に戻ったが、次の目的地に向かう電車の発車時刻は40分後だった。売店で“知る人ぞ知る”ジョージアのマックスコーヒーと日刊スポーツを買って時間を潰した。次に向かった先は、龍王峡。鬼怒川の流れが長い年月にわたって火山岩を侵食し、龍の姿を思わせる形になったという景観地だ。この日、朝風呂を楽しまなかったのは、この場所を楽しむためだった。雨男の僕は、またも降雨に見舞われた。自然の力はナメてかかれない。雨がひどくなってしまったら、川沿いを楽しむことは避けなければならない。だから、ここへ来ることを急いだのだった。
そんなこんなで龍王峡から散策コースを歩いてみることにした。お茶屋のおじさんとしばし談笑をしてから、川沿いへと降りていく。いきなり現れた「虹見の滝」は見事だった。その後も、僕は川の龍の背を遡るように、上流へと向かっていった。予定外の散策のためトレッキングシューズを履いておらず、岩を踏むと、足の裏が少し痛かった。途中、植物や景色を楽しんでいたおばちゃん2人組と歓談をしたりしながら、一般的なコースである「むささび橋巡回コース」の往路を終えた。
そんなこんなで、おばちゃんたちは復路へと折り返したが、僕はそのまま突き進んだ。目指すは川治温泉岩風呂までの6キロコース走破である。ところが、これが思った以上に困難だった。ただ一人、折り返し地点を無視して突き進んだが、道が分からないのだ。時折、目印らしきものが付いているが、天気も悪く薄暗いため、よく見えない。「遊歩道」は、一気に険しい道へと姿を変えたのだった。一歩間違えて河原へ降りて進めば、断崖絶壁続きで上へ登れない。仕方なく引き返し、元の道を探して山を歩く。人生、山があったら乗り越えろという教訓か、道悪のアップダウンは、ひざに堪えた。しかし、ここまで来たら「行くも千里、戻るも千里」(「未ダ未ダヨ」/eastern youth)である。道なき道を探り、地道に進んでいった。
そんなこんなで山道を抜けたが、いきなり車道に出てしまった。右はトンネル、左もトンネル。標識皆無。これまた迷ったら自分の思う方に賭けろということなのか。方角的に正解と思われる右のトンネルへと足を踏み入れた。薄暗いトンネルを一人で歩くのは、恐怖感が伴う。「オレは大丈夫」と根拠のない自信を振り絞る。なるほど、この感情はこういう時に使うものなのか。トンネルを抜けると川治温泉駅までの標識が現れた。しかし、いい加減に足が痛い。集中力が途切れたのか、僕は道を間違えて川治温泉岩風呂ではなく、川治温泉駅にたどり着いてしまった。雨も降っているし、折り返すのも面倒だ。時間的に変わらなければ、1駅ぐらいなら電車に乗ってもいいかと考えた。ところが、女性の駅員さんに聞くと「歩いて25分」だという。次の電車が来るのは30分後。人生、楽はためにならないらしい。
そんなこんなで、さすがに引き返すのは面倒なので、違う道を選んで目的地へと向かうことにした。ところが、である。駅員さんと歓談後、傘を持っていきなさいという親切を一度は振り切って駅を出たのだが、なんと雨がひどくなっているではないか。この雨の中を25分、傘もささずに歩けば体がダメージを負うのは確実だ。急いで駅に引き返し「すいません、やっぱり傘もらっていいですか?」と言ったら、駅員さんは大笑いで傘をくれた(タダで)。透明の100円傘を手に、川治温泉岩風呂へと歩を進めた。
そんなこんなで、ようやく目的地に到着。寄り道と軽い遭難(?)もあって、時計は、散策コース出発から2時間半後の14時半を示していた。パンフレットには6キロコース3時間と書いてあったので、これでも比較的いいペースで来ることができたようだ。まあ、そんなことはどうでもいい。とりあえず、岩風呂で歩き疲れた体を癒す。川沿いの露天風呂で、お爺さんと話をしながら、ゆっくりと温まった。お湯から上がったら、川治湯元駅へ。またも次の電車まで40分あるので、駅前に1軒だけある小さな喫茶店で食事をとる。お婆ちゃんがサツマイモのレモン煮をおまけにつけてくれた。忘れ物をするとそう簡単には取りに戻れない場所柄から、お婆ちゃんはしきりに忘れ物がないかと聞いてきた。「あとはお金を払うのを忘れないようにするだけです」と答えたら「それはしっかり請求しますよ」と笑ってくれた。なかなかイカしたお婆ちゃんだった。
そんなこんなで鬼怒川・川治ラインを終了。電車で会津若松へと向かうことにした。鈍行列車に1時間ほど揺られ、到着。駅舎の中の店で夕飯。地鶏丼を平らげた。お店のお姉さんが可愛かった。食事後、しばし長居をさせてもらい、宿泊地確保のため電話攻勢。東山温泉の宿に泊まろうと考えたが、値段が高過ぎる+1人宿泊お断りが多い、のダブルパンチで断念。駅近くのビジネスホテルに5000円で素泊まりすることにした。
そんなこんなで、ボロいホテルに到着。さすがに疲れてクタクタだ。明日の行動予定だけ決めて、今日は早く寝ようかな。
<おまけ:全部お読みになった方へ>
お疲れ様でした〜。
朝食後に向かった先は、鬼怒川温泉駅前の船乗り場である。鬼怒川のライン下りに乗ってみることにした。平日の朝一番、午前9時の船には当初、僕以外の乗船客は見当たらなかった。ところが、乗船時間の直前になると、小学生の大群が僕を囲った。船は2隻。船頭さんの指示により、僕は船の一番前に乗ることになった。隣は校長先生、後ろは小学生。一番前の役割は波しぶき避けのシートの上げ下げだ。僕は引率の先生ではない。集合写真に僕を入れないでくれないか……(集合写真を買う人は○を付けるシートを僕に回さないでくれないか)。
そんなこんなで川面に揺れて景色を楽しんだ。帰りは鬼怒川温泉駅まで無料バスが出るはずだった。ところが、小学生御一行様は、この後専用バスで日光江戸村へ向かうという。残る客は僕一人。バスは出なかった。その代わり、僕は船頭さんたちが戻る車に乗せられた。今度は船頭さんに囲まれることになった。人気者は大変だぜ、とでも思うしかなかった。車中、船頭さんたちは「LOTO6は、やらせじゃろ」という話題で盛り上がっていた。
そんなこんなで鬼怒川温泉駅に戻ったが、次の目的地に向かう電車の発車時刻は40分後だった。売店で“知る人ぞ知る”ジョージアのマックスコーヒーと日刊スポーツを買って時間を潰した。次に向かった先は、龍王峡。鬼怒川の流れが長い年月にわたって火山岩を侵食し、龍の姿を思わせる形になったという景観地だ。この日、朝風呂を楽しまなかったのは、この場所を楽しむためだった。雨男の僕は、またも降雨に見舞われた。自然の力はナメてかかれない。雨がひどくなってしまったら、川沿いを楽しむことは避けなければならない。だから、ここへ来ることを急いだのだった。
そんなこんなで龍王峡から散策コースを歩いてみることにした。お茶屋のおじさんとしばし談笑をしてから、川沿いへと降りていく。いきなり現れた「虹見の滝」は見事だった。その後も、僕は川の龍の背を遡るように、上流へと向かっていった。予定外の散策のためトレッキングシューズを履いておらず、岩を踏むと、足の裏が少し痛かった。途中、植物や景色を楽しんでいたおばちゃん2人組と歓談をしたりしながら、一般的なコースである「むささび橋巡回コース」の往路を終えた。
そんなこんなで、おばちゃんたちは復路へと折り返したが、僕はそのまま突き進んだ。目指すは川治温泉岩風呂までの6キロコース走破である。ところが、これが思った以上に困難だった。ただ一人、折り返し地点を無視して突き進んだが、道が分からないのだ。時折、目印らしきものが付いているが、天気も悪く薄暗いため、よく見えない。「遊歩道」は、一気に険しい道へと姿を変えたのだった。一歩間違えて河原へ降りて進めば、断崖絶壁続きで上へ登れない。仕方なく引き返し、元の道を探して山を歩く。人生、山があったら乗り越えろという教訓か、道悪のアップダウンは、ひざに堪えた。しかし、ここまで来たら「行くも千里、戻るも千里」(「未ダ未ダヨ」/eastern youth)である。道なき道を探り、地道に進んでいった。
そんなこんなで山道を抜けたが、いきなり車道に出てしまった。右はトンネル、左もトンネル。標識皆無。これまた迷ったら自分の思う方に賭けろということなのか。方角的に正解と思われる右のトンネルへと足を踏み入れた。薄暗いトンネルを一人で歩くのは、恐怖感が伴う。「オレは大丈夫」と根拠のない自信を振り絞る。なるほど、この感情はこういう時に使うものなのか。トンネルを抜けると川治温泉駅までの標識が現れた。しかし、いい加減に足が痛い。集中力が途切れたのか、僕は道を間違えて川治温泉岩風呂ではなく、川治温泉駅にたどり着いてしまった。雨も降っているし、折り返すのも面倒だ。時間的に変わらなければ、1駅ぐらいなら電車に乗ってもいいかと考えた。ところが、女性の駅員さんに聞くと「歩いて25分」だという。次の電車が来るのは30分後。人生、楽はためにならないらしい。
そんなこんなで、さすがに引き返すのは面倒なので、違う道を選んで目的地へと向かうことにした。ところが、である。駅員さんと歓談後、傘を持っていきなさいという親切を一度は振り切って駅を出たのだが、なんと雨がひどくなっているではないか。この雨の中を25分、傘もささずに歩けば体がダメージを負うのは確実だ。急いで駅に引き返し「すいません、やっぱり傘もらっていいですか?」と言ったら、駅員さんは大笑いで傘をくれた(タダで)。透明の100円傘を手に、川治温泉岩風呂へと歩を進めた。
そんなこんなで、ようやく目的地に到着。寄り道と軽い遭難(?)もあって、時計は、散策コース出発から2時間半後の14時半を示していた。パンフレットには6キロコース3時間と書いてあったので、これでも比較的いいペースで来ることができたようだ。まあ、そんなことはどうでもいい。とりあえず、岩風呂で歩き疲れた体を癒す。川沿いの露天風呂で、お爺さんと話をしながら、ゆっくりと温まった。お湯から上がったら、川治湯元駅へ。またも次の電車まで40分あるので、駅前に1軒だけある小さな喫茶店で食事をとる。お婆ちゃんがサツマイモのレモン煮をおまけにつけてくれた。忘れ物をするとそう簡単には取りに戻れない場所柄から、お婆ちゃんはしきりに忘れ物がないかと聞いてきた。「あとはお金を払うのを忘れないようにするだけです」と答えたら「それはしっかり請求しますよ」と笑ってくれた。なかなかイカしたお婆ちゃんだった。
そんなこんなで鬼怒川・川治ラインを終了。電車で会津若松へと向かうことにした。鈍行列車に1時間ほど揺られ、到着。駅舎の中の店で夕飯。地鶏丼を平らげた。お店のお姉さんが可愛かった。食事後、しばし長居をさせてもらい、宿泊地確保のため電話攻勢。東山温泉の宿に泊まろうと考えたが、値段が高過ぎる+1人宿泊お断りが多い、のダブルパンチで断念。駅近くのビジネスホテルに5000円で素泊まりすることにした。
そんなこんなで、ボロいホテルに到着。さすがに疲れてクタクタだ。明日の行動予定だけ決めて、今日は早く寝ようかな。
<おまけ:全部お読みになった方へ>
お疲れ様でした〜。
橋の上にデカい鬼 【5月12日(木)】
2005年5月12日
橋の向こうには、大きな鬼が待ち構えていた。5連休の3日目、僕はようやく重い腰を上げて旅に出た。普段なら「どこへ行こう」、「何を食べよう」と興味は尽きないのだが、どうもここ最近は感覚が怠惰の塊のようでダラダラとしてしまう。しかし、とにかくウジウジしている自分が嫌で逃げるように部屋を出た。銀行で用事を済ませ、最寄り駅で遅い昼飯を食べて電車に乗った。向かう先もなかなか決まらなかったのだが、一昨日の夜にスナオが勧めてくれた鬼怒川へ行ってみることにした。
とりあえず鬼怒川温泉駅近くに宿をとり、一つ先の鬼怒川公園駅に向かった。この駅の近くにある定食屋で夕食を食べるためだ。夜20時近く、定食屋でいわなのから揚げ定食を食べた。かなり旨い。腹がいっぱいで苦しくなったが、鬼怒川温泉駅方面へと歩き出した。
暗い夜道を一人で歩くのは気味が悪いが、自分の中にあるモヤモヤしたものを晴らすためになるのなら「なんでも来い」というぐらいの気持ちだった。何かを忘れたいのでなく、自分のやり方をハッキリさせたいのだ。人気のない商店街を抜け、鬼怒川にかかる橋を渡ろうとした時、鬼が出た。
正体は、橋先の階段だった。一段毎に絵が書かれており、反対岸から見ると大きな鬼に見える仕掛けだ。目的地にたどり着くためには鬼をも越えて行けということなのか。一段、また一段と鬼を踏み越えて宿にたどり着いた。深夜、だれもいない露天風呂にゆっくりと浸かる。やはり風呂は広い方が格段に気持ちがいい。
明日は7時30分に朝食だ。どこへ行くのかは、これから決める。
<おまけ:歌詞>
生まれた時に迷い始めた 地図も磁石も信じちゃないさ
帰り道なんか覚えちゃないさ どこへ行くのか どこへ行くのか
(「首吊り台から」/THE BLUE HEARTS)
とりあえず鬼怒川温泉駅近くに宿をとり、一つ先の鬼怒川公園駅に向かった。この駅の近くにある定食屋で夕食を食べるためだ。夜20時近く、定食屋でいわなのから揚げ定食を食べた。かなり旨い。腹がいっぱいで苦しくなったが、鬼怒川温泉駅方面へと歩き出した。
暗い夜道を一人で歩くのは気味が悪いが、自分の中にあるモヤモヤしたものを晴らすためになるのなら「なんでも来い」というぐらいの気持ちだった。何かを忘れたいのでなく、自分のやり方をハッキリさせたいのだ。人気のない商店街を抜け、鬼怒川にかかる橋を渡ろうとした時、鬼が出た。
正体は、橋先の階段だった。一段毎に絵が書かれており、反対岸から見ると大きな鬼に見える仕掛けだ。目的地にたどり着くためには鬼をも越えて行けということなのか。一段、また一段と鬼を踏み越えて宿にたどり着いた。深夜、だれもいない露天風呂にゆっくりと浸かる。やはり風呂は広い方が格段に気持ちがいい。
明日は7時30分に朝食だ。どこへ行くのかは、これから決める。
<おまけ:歌詞>
生まれた時に迷い始めた 地図も磁石も信じちゃないさ
帰り道なんか覚えちゃないさ どこへ行くのか どこへ行くのか
(「首吊り台から」/THE BLUE HEARTS)
エアガン 【5月11日(水)】
2005年5月11日 小学生の頃の思い出話。友人からエアガンをもらったことがある。当時の流行は、S&W、コルトガバメント、デザートイーグルなどだが、僕が手にした銃は、44オートマグナムだった。よく“打ち合い”をやって遊んだが、やはり結構危ない一面もある。至近距離からベレッタで目の付近を打たれたことがあり、1発で皮が剥げた(当然、その後は素手の打ち合いに……)。ガス銃を手にする友達も多かったが、僕はその一件でエアガン止まりにすることを選んだ。人を打つのが一番危険だが、それこそが一番面白いというのは、なんとも皮肉なものである。ちなみに、エアガンでも少し改造すると、結構アブナイ代物になる。今はもう流行っていないのかもしれないが、使う子どもには十分気をつけてもらいたいものである。
<おまけ:歌詞>
夜が今口を開けて 僕達をのみ込んで行く 二丁拳銃すべり込む
広がった 集まった 商店街も 裏通りも 二丁拳銃駆け抜ける
44口径 44口径 鉄砲玉だぜ 44口径 44口径 行ったきりだぜ
(「44口径」/THE BLUE HEARTS)
<おまけ:歌詞>
夜が今口を開けて 僕達をのみ込んで行く 二丁拳銃すべり込む
広がった 集まった 商店街も 裏通りも 二丁拳銃駆け抜ける
44口径 44口径 鉄砲玉だぜ 44口径 44口径 行ったきりだぜ
(「44口径」/THE BLUE HEARTS)
僕がタバコを吸わない理由 【5月10日(火)】
2005年5月10日 何事にもジャンルによってオーソドックスなスタイルというものが存在する。中学生の頃、反抗期を迎えた者が取る行動の最たるものの一つに喫煙があった。学校のトイレに吸い殻があったとかなかったとか。僕も何度か吸ってみようと思ったことはある。ただ、それは何か安易な道に思えた。体に負うダメージの程度こそ違えど、酒や薬に溺れるものと、やることが変わらない気がした。その瞬間、「タバコは吸わない」と決めた。
波に乗っている者と波に流されている者を見極め、僕はどちらからも外れたい。反抗期を迎えてからずっと思っていることがある。「だれにも何にも踊らされたくない」。だから、僕はタバコを吸わない。
<おまけ:来訪者に告ぐ>
僕の部屋は禁煙です
波に乗っている者と波に流されている者を見極め、僕はどちらからも外れたい。反抗期を迎えてからずっと思っていることがある。「だれにも何にも踊らされたくない」。だから、僕はタバコを吸わない。
<おまけ:来訪者に告ぐ>
僕の部屋は禁煙です
サンドイッチ 【5月8日(日)】
2005年5月8日 解せない。米とパンか、いや米かパンかである。オフィスで昼食をとっていると、通りがかった女の子が「サンドイッチ3つも食べるんですか?」と聞いてきた。始めは分量が多いという意味で言ったのかと思ったが、どうやらそうではないらしい。「3つも同じものを食べるのか」ということで驚いたというのだ。
彼女の言い分では、サンドイッチばかりでなくおにぎりなどを組み合わせて買うのが普通ということだ。解せない。飲み物の選択を含めて考えても、やはり“米かパンか”である。米ならお茶、パンならコーヒー(もしくは牛乳)だ。驚くことに、その時会社にいた面々に聞いてみると、女の子側の意見が多いのだ。う〜む……。
<おまけ:NHKマイルC(GI)>
1着ラインクラフト、2着デアリングハート。まさか牝馬のワンツーフィニッシュとは……。僕が本命に推したアイルラヴァゲインは、3着。1着−3着で馬券を取り損ねました。最近、こういう外し方多いなあ。
彼女の言い分では、サンドイッチばかりでなくおにぎりなどを組み合わせて買うのが普通ということだ。解せない。飲み物の選択を含めて考えても、やはり“米かパンか”である。米ならお茶、パンならコーヒー(もしくは牛乳)だ。驚くことに、その時会社にいた面々に聞いてみると、女の子側の意見が多いのだ。う〜む……。
<おまけ:NHKマイルC(GI)>
1着ラインクラフト、2着デアリングハート。まさか牝馬のワンツーフィニッシュとは……。僕が本命に推したアイルラヴァゲインは、3着。1着−3着で馬券を取り損ねました。最近、こういう外し方多いなあ。
牛角か牛鉄か 【5月7日(土)】
2005年5月7日 焼肉チェーン店の「牛角」と「牛鉄」。僕が住む町にはどちらもあるのだが、一長一短でどちら派にも傾くことがない。といっても、その理由はメーンの牛肉ではないのだ。
まずは「牛角」。ここで必ず頼むメニューは、デザートの「牛角アイス」だ。バニラアイスに黒蜜ときな粉をかけた、信玄餅ならぬ信玄アイスで、最近ではカップアイスにもなった(参照記事:http://www.reins.co.jp/news/20050419.html)。このオリジナルメニューは、ポイントが高い。しかし! 恐ろしいことに、牛角のドリンクメニューにはジンジャーエールがない。コーラは甘すぎて焼肉には合わない。焼肉に(そうじゃなくても、だけど)欠かせないジンジャーエールがないのは、大きなマイナスだ。
次に「牛鉄」。肉に関しては、どちらもシーズンで色々とメニューが変わるので何とも言い難いが、こちらは、それ以外にこれといって魅力的なメニューがない。しかし、ジンジャーエールはある。
牛角アイスが食べたい。でも、ジンジャーエールは欠かせない。しかし、それにしても……どうして、牛角にはジンジャーエールがないんだ!
<おまけ:競馬予想>
明日はNHKマイルC(GI)。あまり好きなレースではないが、馬券を買ってみようと思う。本命に推すのは、アイルラヴァゲイン。相手には、桜花賞を勝ったラインクラフトと、武豊騎乗のペールギュントを選ぶ。今春、なんだかんだでまだ当たりがない。そろそろ当たらないかなあ。
まずは「牛角」。ここで必ず頼むメニューは、デザートの「牛角アイス」だ。バニラアイスに黒蜜ときな粉をかけた、信玄餅ならぬ信玄アイスで、最近ではカップアイスにもなった(参照記事:http://www.reins.co.jp/news/20050419.html)。このオリジナルメニューは、ポイントが高い。しかし! 恐ろしいことに、牛角のドリンクメニューにはジンジャーエールがない。コーラは甘すぎて焼肉には合わない。焼肉に(そうじゃなくても、だけど)欠かせないジンジャーエールがないのは、大きなマイナスだ。
次に「牛鉄」。肉に関しては、どちらもシーズンで色々とメニューが変わるので何とも言い難いが、こちらは、それ以外にこれといって魅力的なメニューがない。しかし、ジンジャーエールはある。
牛角アイスが食べたい。でも、ジンジャーエールは欠かせない。しかし、それにしても……どうして、牛角にはジンジャーエールがないんだ!
<おまけ:競馬予想>
明日はNHKマイルC(GI)。あまり好きなレースではないが、馬券を買ってみようと思う。本命に推すのは、アイルラヴァゲイン。相手には、桜花賞を勝ったラインクラフトと、武豊騎乗のペールギュントを選ぶ。今春、なんだかんだでまだ当たりがない。そろそろ当たらないかなあ。
大阪でピストルズ写真展 【5月6日(金)】
2005年5月6日コメント (1) このゴールデンウィークに、大阪でピストルズの写真展が開催されていたことを今日、知った。行きたかった……。
何かで読んだのか、だれかに聞いたのか――「ブルーハーツは、SEX PISTOLSの影響を受けている」その言葉が頭にインプットされた時、初めて伝説的パンクロックバンドに興味を持った。初めて曲を聴いたのは、浪人生活の初日だったと思う。「また偏差値を気にする日々が続くのか」と嫌気が差した時、新たな刺激が得られるんじゃないかと考えて、CDを買って来たのだ。
後から知ったのだが、ピストルズは公式のアルバムを1枚しか出していない(ほかは、後から公認で出されたものらしい)。だから黄色ベースのジャケットの『NEVER MIND THE BOLLOCKS』が有名だ。しかし、僕が手にしたのは違うアルバムだった。これはオリジナルアルバムと同じ曲が多く入っているのだが、ややスローテンポ。やかましくてトロトロとした音楽は、とても耳障りだった。「なんだ、これは !? 一体、これのどこにブルーハーツが影響を受けたんだ?」。そんな疑問は「Anarchy in the UK」を聴き、「GOD SAVE THE QUEEN」を聴いたら、すっかり解消してしまった。
多分、ピストルズとブルーハーツでは、ベクトルというか力を向ける対象が少し違う。でも、十分に分かった気がした。影響を受けたかどうかは、本人たちの言葉次第なんだろうけど、似ている部分はあると思った。まあ、いずれにせよ、どちらも僕に影響を与えたことだけは間違いないな。ああ、見たかったあああああ。
<おまけ:僕の携帯電話の中には……>
ジョニー・ロットンが住んでいる。
何かで読んだのか、だれかに聞いたのか――「ブルーハーツは、SEX PISTOLSの影響を受けている」その言葉が頭にインプットされた時、初めて伝説的パンクロックバンドに興味を持った。初めて曲を聴いたのは、浪人生活の初日だったと思う。「また偏差値を気にする日々が続くのか」と嫌気が差した時、新たな刺激が得られるんじゃないかと考えて、CDを買って来たのだ。
後から知ったのだが、ピストルズは公式のアルバムを1枚しか出していない(ほかは、後から公認で出されたものらしい)。だから黄色ベースのジャケットの『NEVER MIND THE BOLLOCKS』が有名だ。しかし、僕が手にしたのは違うアルバムだった。これはオリジナルアルバムと同じ曲が多く入っているのだが、ややスローテンポ。やかましくてトロトロとした音楽は、とても耳障りだった。「なんだ、これは !? 一体、これのどこにブルーハーツが影響を受けたんだ?」。そんな疑問は「Anarchy in the UK」を聴き、「GOD SAVE THE QUEEN」を聴いたら、すっかり解消してしまった。
多分、ピストルズとブルーハーツでは、ベクトルというか力を向ける対象が少し違う。でも、十分に分かった気がした。影響を受けたかどうかは、本人たちの言葉次第なんだろうけど、似ている部分はあると思った。まあ、いずれにせよ、どちらも僕に影響を与えたことだけは間違いないな。ああ、見たかったあああああ。
<おまけ:僕の携帯電話の中には……>
ジョニー・ロットンが住んでいる。
パスワード 【5月5日(木)】
2005年5月5日 国民総背番号制なんて言葉を聞いたことがあるが、僕らはすでに数字による支配から逃れられない。何か事ある毎にIDとパスワードが必要となる。そして、これらは管理者が異なるために制限も異なる。最近では文字数に加えて数字とアルファベットと記号の3種類を併用しなければならないとか、複雑化している。僕の頭は、もはや覚えきれていない……。
<おまけ:最近よく見るメッセージ>
暗証番号が違います
<おまけ:最近よく見るメッセージ>
暗証番号が違います
自分らしさというやつは…… 【5月4日(水)】
2005年5月4日自分らしさを出すことは、恥ずかしいけれど、恥ずかしい行為ではない。
自分らしさを出すことは、人を傷つけるけど、傷つけたいわけじゃない。
<おまけ:なんて>
ないよ
自分らしさを出すことは、人を傷つけるけど、傷つけたいわけじゃない。
<おまけ:なんて>
ないよ
浦和 0−7 ベレーザ【5月3日(火)】
2005年5月3日 久々に駒場スタジアムへ足を運んだ。ここへ来たのは、オランダ移籍前に行われた小野伸二のラストホームゲーム以来だ。今日、観戦したのは女子サッカー「L・リーグ」の浦和レッズレディースvs日テレ・ベレーザ。試合は、接戦の予想に反してベレーザが7−0で圧勝した。ヴェルディグラウンドで初めて女子サッカーを見た時から注目していたベレーザのFW大野は、今日も半端なくキレのあるドリブルを見せてくれたし、小学校時代の同級生もゴールを決めて、文句なしの結果だった。
ところで、女子サッカーの会場は、Jリーグや日本代表の試合とはだいぶ雰囲気が異なる。いいプレーへの賞賛と、ミスへの落胆が随分と素直に聞こえてくる。すごく気持ちがいい。なんだか意味の分からない「ワー」「キャー」がない。サッカーを見るのが楽しい。それにしても、随分暑くなってきたなあ。
<おまけ:オチなし>
気にするな。
ところで、女子サッカーの会場は、Jリーグや日本代表の試合とはだいぶ雰囲気が異なる。いいプレーへの賞賛と、ミスへの落胆が随分と素直に聞こえてくる。すごく気持ちがいい。なんだか意味の分からない「ワー」「キャー」がない。サッカーを見るのが楽しい。それにしても、随分暑くなってきたなあ。
<おまけ:オチなし>
気にするな。
ジョグZ 【5月2日(月)】
2005年5月2日 まるで旧友との久々の出会いだった。午前、旧居近くのバイク屋で黒い原付を受け取った。金具が錆び付いたジョグZは、学生時代になけなしの7万をはたいて買ったものだ(購入寸前に空き巣に同額を持っていかれたため、本当に痛い出費だった)。
学生時代には通学、バイト、サークルとどこへ行くにも一緒だったジョグZだが、働き始めてからはめっきりと出番が減ってしまった。数カ月前に燃料タンク部分の鍵穴を何者かに壊されたことも手伝って、ここしばらくは(1年以上?)乗っていなかった。だが、引越しをするにあたって処分に困り、廃車を覚悟で近所のバイク屋へと持ち込んだのだった。
バイク屋のオヤジというのは、異常なバイク好きが多い。「数カ月乗っていない」なんて言った日には、相手が客であろうが何だろうが「なんだと?」という目でにらんでくる。しかし、バイクをいじり始めたら、それこそ頼んでいないことまで丁寧にやってくれたりするものだ。
電話で「動きましたよ」と連絡をくれたオヤジは「本当はブレーキをオーバーホールしないといけない状態だから、気をつけてくださいね」と言って相当に年寄りな原付を返してくれた。ヘルメットを被り、がに股になってアクセルを回す。ジョグZは白い煙をもうもうと吐きながら疾走した。
確かにブレーキの効きはかなり悪い。だが、この相棒は昔からまともだったことがない。ウインカーが付かなくなるのは朝飯前。アクセルから手を離してもフルスロットルで走ったことがあるぐらいだ。いまさらこの程度で驚きはしない。しかし、そうは言っても、以前にも増して限界を感じることは否めない。もう、この原付で走ることも多くないだろう。この夏、エンジンのかかりが良いうちに何度か最後のランデブーを楽しもうと思う。
<おまけ:それでも決して>
遠出ができる状態じゃないな、こりゃ……(苦笑)。いつ止まるか分からないからね。
学生時代には通学、バイト、サークルとどこへ行くにも一緒だったジョグZだが、働き始めてからはめっきりと出番が減ってしまった。数カ月前に燃料タンク部分の鍵穴を何者かに壊されたことも手伝って、ここしばらくは(1年以上?)乗っていなかった。だが、引越しをするにあたって処分に困り、廃車を覚悟で近所のバイク屋へと持ち込んだのだった。
バイク屋のオヤジというのは、異常なバイク好きが多い。「数カ月乗っていない」なんて言った日には、相手が客であろうが何だろうが「なんだと?」という目でにらんでくる。しかし、バイクをいじり始めたら、それこそ頼んでいないことまで丁寧にやってくれたりするものだ。
電話で「動きましたよ」と連絡をくれたオヤジは「本当はブレーキをオーバーホールしないといけない状態だから、気をつけてくださいね」と言って相当に年寄りな原付を返してくれた。ヘルメットを被り、がに股になってアクセルを回す。ジョグZは白い煙をもうもうと吐きながら疾走した。
確かにブレーキの効きはかなり悪い。だが、この相棒は昔からまともだったことがない。ウインカーが付かなくなるのは朝飯前。アクセルから手を離してもフルスロットルで走ったことがあるぐらいだ。いまさらこの程度で驚きはしない。しかし、そうは言っても、以前にも増して限界を感じることは否めない。もう、この原付で走ることも多くないだろう。この夏、エンジンのかかりが良いうちに何度か最後のランデブーを楽しもうと思う。
<おまけ:それでも決して>
遠出ができる状態じゃないな、こりゃ……(苦笑)。いつ止まるか分からないからね。