読書の梅雨明け 【7月19日(火)】
2005年7月19日 会社帰りの電車の中、ウォークマンの音量をやや大きめにしながら、2つのことを考えた。
1つは、読書をしようということだ。これまでに何度か試し、短い期間にその努力を終えた。思えば、これまでにいくつの“宣言”を未遂に終えているだろう。初めて女の子を意識して「男はやると言ったらやるんだ」などとカッコイイ台詞をぬかした小学校6年生の自分に謝りたい気分だ。ただ、どう考えても言葉でメシを食おうと考える僕にとって、大きな伸びしろが残されているのが、読書だと思う。もちろん、それを自分の力とするのは簡単ではないだろうけれど。
人気歌手のドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカル吉田美和は、楽器を弾けないのにアカペラで歌を作るという話を聞いたことがある(真偽の程は定かではない)。そんなやり方は理想的だが、どうもそれも中途半端にしかできていない。言葉以外のものからインスピレーションを受けて言葉を生み出す。そのスタンスは持ち続けたいが、今の非力さでは何ともしようがない。もう少し学ぶ姿勢を強めて臨もうというわけだ。
そしてもう1つは、書いている間に忘れた。まあ、そんな程度のことだ。
1つは、読書をしようということだ。これまでに何度か試し、短い期間にその努力を終えた。思えば、これまでにいくつの“宣言”を未遂に終えているだろう。初めて女の子を意識して「男はやると言ったらやるんだ」などとカッコイイ台詞をぬかした小学校6年生の自分に謝りたい気分だ。ただ、どう考えても言葉でメシを食おうと考える僕にとって、大きな伸びしろが残されているのが、読書だと思う。もちろん、それを自分の力とするのは簡単ではないだろうけれど。
人気歌手のドリームズ・カム・トゥルーのヴォーカル吉田美和は、楽器を弾けないのにアカペラで歌を作るという話を聞いたことがある(真偽の程は定かではない)。そんなやり方は理想的だが、どうもそれも中途半端にしかできていない。言葉以外のものからインスピレーションを受けて言葉を生み出す。そのスタンスは持ち続けたいが、今の非力さでは何ともしようがない。もう少し学ぶ姿勢を強めて臨もうというわけだ。
そしてもう1つは、書いている間に忘れた。まあ、そんな程度のことだ。
生まれ変わる力、死なない力 【7月18日(月)】
2005年7月18日 徳山が勝つと思っていた。だから、結果には驚かなかった。ただ、あの体をもう一度作れたことには驚いた。一度潰えたモチベーションを立て直せる精神力。そんなものを持てる人は、なかなかいない。
一方、とりつかれたかのようにモチベーションを持ち続ける人がいる。ゲストとしてコメントをするものの、自分の立場を考えるがゆえに、時折あまりにハッキリしない言い回しになり、自分でそれが気になって仕方がない。喋れる者が喋りを失ったもどかしさの裏には、火の消えない「今度こそ」という思いがある。かつて、日本最短の8戦目でWBC世界バンタム級王者に輝いた男の試合を、僕はこれからも静かに待つ。
一方、とりつかれたかのようにモチベーションを持ち続ける人がいる。ゲストとしてコメントをするものの、自分の立場を考えるがゆえに、時折あまりにハッキリしない言い回しになり、自分でそれが気になって仕方がない。喋れる者が喋りを失ったもどかしさの裏には、火の消えない「今度こそ」という思いがある。かつて、日本最短の8戦目でWBC世界バンタム級王者に輝いた男の試合を、僕はこれからも静かに待つ。
美濃輪育久という男 【7月17日(日)】
2005年7月17日 あんなこといいな、できたらいいな。「ドラえもん」の歌詞に、そんな言葉がある。僕が寺山修司の本を読んで言葉の世界に興味を持ったのと同じように、人々は何かをきっかけに夢をみる。そして多くの場合、現実的な方法を探るうちに夢は現実的な形へと変わっていく。おそらく夢を求める者は、だれしもこの道を選ばざるを得ない。ところが、その流れに逆行しようとする者がいる。
スカイパーフェクTV!で「PRIDE武士道」をチラホラと見ていたのは、いつものように勝敗が気になる数試合と、美濃輪育久を見るためだ。僕が思うに、彼が標榜する“リアル・プロレスラー”というものは、僕らが漫画や映画を見て頭に描く夢そのものだ。彼の言動にはいつも、本気で「超人になりたい」と言いかねない面白さがある。
以前、雑誌でこんな話を読んだことがある。当時のWBC世界ストロー級王者、大橋秀行がリカルド・ロペスに敗れた直後、大橋が所属していたヨネクラジムでは、皆が自然とロペスのパンチを真似していたという。美濃輪がもっと大きな舞台で脚光を浴びることがあったなら……。
彼より強い選手は多くいる。それでも“美濃輪ワールド”の魅力は薄れない。なんてバカバカしくて、なんて楽しい世界なんだろう。
スカイパーフェクTV!で「PRIDE武士道」をチラホラと見ていたのは、いつものように勝敗が気になる数試合と、美濃輪育久を見るためだ。僕が思うに、彼が標榜する“リアル・プロレスラー”というものは、僕らが漫画や映画を見て頭に描く夢そのものだ。彼の言動にはいつも、本気で「超人になりたい」と言いかねない面白さがある。
以前、雑誌でこんな話を読んだことがある。当時のWBC世界ストロー級王者、大橋秀行がリカルド・ロペスに敗れた直後、大橋が所属していたヨネクラジムでは、皆が自然とロペスのパンチを真似していたという。美濃輪がもっと大きな舞台で脚光を浴びることがあったなら……。
彼より強い選手は多くいる。それでも“美濃輪ワールド”の魅力は薄れない。なんてバカバカしくて、なんて楽しい世界なんだろう。
単細胞 【7月16日(土)】
2005年7月16日 小学館の雑誌『sabra』を買った。表紙が仲根かすみだったから。その水着姿が可愛かったから。どうして、こんなに単純なんだろう。まあ、グラビアを吟味して買うようになっても嫌だけど。
熱気ムンムン? 【7月15日(金)】
2005年7月15日 情熱は隠せない。僕はそんなふうに思う。決して自分を飾るために言うのではない。他人を見ていて、そう思うことがあるのだ。
インタビューの中、“業務用”の言葉に紛らせて、黙っていられないサッカー好きの血を飛ばしてくる男がいた。某メーカーのT氏。繰り返して同じことを言っているということに、おそらく彼も僕も気付いていた。それでもT氏は同じ話を続け、僕はうなずいた。彼の情熱が「本当に大事なのは、そこだ」と訴えかけてくるようだった。
時として「熱い」などと、人の熱心さをバカにする人がいる。それでも僕は隠さずに言いたい。そこにある熱が、僕は好きだ。
インタビューの中、“業務用”の言葉に紛らせて、黙っていられないサッカー好きの血を飛ばしてくる男がいた。某メーカーのT氏。繰り返して同じことを言っているということに、おそらく彼も僕も気付いていた。それでもT氏は同じ話を続け、僕はうなずいた。彼の情熱が「本当に大事なのは、そこだ」と訴えかけてくるようだった。
時として「熱い」などと、人の熱心さをバカにする人がいる。それでも僕は隠さずに言いたい。そこにある熱が、僕は好きだ。
焼き鳥屋「駅」 【7月14日(木)】
2005年7月14日 下北沢へ買い物に出かけ、パンツを3本ほど買い込んで来た。夏の終わりに向けて処分されつつあるサンダルも1足購入。そして帰宅前に焼き鳥屋「駅」で軽く食事をとった。以前、同じ会社のカガブ君に連れてきてもらったのだが、その時は閉まっていたので、ちょっと思い出して寄ってみたのだが、ササミの焼き加減が絶妙で美味かった。ワサビマヨネーズも梅シソも絶品だ。旨い。
炭酸飲料 【7月13日(水)】
2005年7月13日 最近、新しい炭酸飲料を2本飲んだが、どちらも美味くなかった。コンビニの飲料売り場は、酒とお茶に占領されてしまい、炭酸飲料は肩身の狭い思いをしている。夏にも関わらず……。炭酸飲料売れよ。ちなみに、オレはジンジャーエールとラムネが飲みたい。
自覚・責任 【7月12日(火)】
2005年7月12日 自覚とか責任とか。そういうものを強く感じさせられる1日だった。特に何か大きなことをしたわけではないのだが、ある人の仕事ぶりを見ていて、そう思った。「自分で」やるということを、僕はもっと意識していかないといけない。口以外も働かないとね。
破壊王、逝く 【7月11日(月)】
2005年7月11日 やはり、死はいつも突然やって来る。仕事の予定が狂い、取材に出るのを止めて社内で作業をしていた時のことだった。「プロレスラーの橋本真也が死んだ」と聞いたのは。
喜怒哀楽を隠せない面白い人だった。僕の中では、特に笑顔の印象が強い。笑った顔を他人の記憶に残せるっていうのは、きっとすごいことだ。
喜怒哀楽を隠せない面白い人だった。僕の中では、特に笑顔の印象が強い。笑った顔を他人の記憶に残せるっていうのは、きっとすごいことだ。
雨は止んで 【7月10日(日)】
2005年7月10日 10日になったら晴れるんかい。まったくお天道様はケチやねえ。
それはそうと、昨日のLIVEはここ最近なかったぐらい、全体的に面白いバンドが多くて楽しかった。最後のスカバンドの女の子可愛かったなあ。Quesera Spunky Roarsも締めの曲が僕の好きな「キングサファイヤ」で、これが良かった。Quesera Spunky Roarsの次回のLIVEは、7月19日、渋谷・屋根裏を予定だそうな。詳しくはデザインも格好いい彼らのホームページで。
http://happy-lovin.sunnyday.jp/quesera-top.html
流れた旅に未練が残り、インターネットで「じゃらん」を見ていたら、どうやら旅記を募集しているとの事。一丁参戦しますかな。
それはそうと、昨日のLIVEはここ最近なかったぐらい、全体的に面白いバンドが多くて楽しかった。最後のスカバンドの女の子可愛かったなあ。Quesera Spunky Roarsも締めの曲が僕の好きな「キングサファイヤ」で、これが良かった。Quesera Spunky Roarsの次回のLIVEは、7月19日、渋谷・屋根裏を予定だそうな。詳しくはデザインも格好いい彼らのホームページで。
http://happy-lovin.sunnyday.jp/quesera-top.html
流れた旅に未練が残り、インターネットで「じゃらん」を見ていたら、どうやら旅記を募集しているとの事。一丁参戦しますかな。
戦争 【7月9日(土)】
2005年7月9日 この言葉を使うのは、好きじゃない。軽々しく使ってはいけない言葉だと知っているつもりでもある。でも、あえて使うことにする。俺は、俺と戦争をする。戦争は勝たねばならない。何をしてでも。
ファミコン 【7月8日(金)】
2005年7月8日 深夜に友人と電話をしていて、ふとしたことからファミコンの話になった。ゲームは次から次へと進化を遂げているが、いわゆる「名盤」の面白さは決して引けをとらない。
スーパーマリオやドラゴンクエスト、桃太郎電鉄のようにシリーズ化されたものもあるが、なぜ続編を見かけないのかと不思議に思うような名盤を、今一度楽しみたい。
ゼビウス、エレベーターアクション、IKARI、忍者じゃじゃ丸、キャプテン翼、熱血硬派くにお君、イーアルカンフー、たけしの挑戦状、テニス……。ファミコン欲しいなあ。
スーパーマリオやドラゴンクエスト、桃太郎電鉄のようにシリーズ化されたものもあるが、なぜ続編を見かけないのかと不思議に思うような名盤を、今一度楽しみたい。
ゼビウス、エレベーターアクション、IKARI、忍者じゃじゃ丸、キャプテン翼、熱血硬派くにお君、イーアルカンフー、たけしの挑戦状、テニス……。ファミコン欲しいなあ。
七夕 【7月7日(木)】
2005年7月7日 天気の神様という奴がいたら、ぶん殴ってやりたい。
当初、7〜9日が休みの予定だったので、一人旅に行くつもりでいた。ところが仕事の予定が変わり、7日の休みが6日の休みに変更になったので、旅は止めることにした。6日に「Quesera Spunky Roars」のライブ、8日にMさんの結婚記念パーティー、9日にもう一度ライブを見に行くことにした。
僕は旅に行く前、複数の友人とこんな話をしていた。「水不足で困っている地域があるから、そこへ旅に行ったらどうか」。それは、僕が“雨男”であることを知っているからだった。しかし、僕は旅に出るのを止めたのだ。
6日の夜は、なぜか朝まで起きていた。朝のテレビ番組は天気予報から始まる。きれいというほどきれいでもないお天気お姉さんは、こう言った。「明日、明後日は関東全域で雨です」。
来年は、短冊にこう書こう。「雨が降りませんようニ」。
当初、7〜9日が休みの予定だったので、一人旅に行くつもりでいた。ところが仕事の予定が変わり、7日の休みが6日の休みに変更になったので、旅は止めることにした。6日に「Quesera Spunky Roars」のライブ、8日にMさんの結婚記念パーティー、9日にもう一度ライブを見に行くことにした。
僕は旅に行く前、複数の友人とこんな話をしていた。「水不足で困っている地域があるから、そこへ旅に行ったらどうか」。それは、僕が“雨男”であることを知っているからだった。しかし、僕は旅に出るのを止めたのだ。
6日の夜は、なぜか朝まで起きていた。朝のテレビ番組は天気予報から始まる。きれいというほどきれいでもないお天気お姉さんは、こう言った。「明日、明後日は関東全域で雨です」。
来年は、短冊にこう書こう。「雨が降りませんようニ」。
そろそろ口先だけでなく 【7月6日(水)】
2005年7月6日「オレが言うのは間違っているけど、言っていることは間違っていない」という言葉が好きだ。ただ、オレが言うことを、そろそろ間違ったものではないようにしなければいけない。なぜなら、オレはそれで金を取ろうとしているから。
<おまけ:ぼやき>
あ〜、吉祥寺じゃなくて日産スタジアム行けば良かった……。
<おまけ:ぼやき>
あ〜、吉祥寺じゃなくて日産スタジアム行けば良かった……。
亀田製菓 【7月4日(月)】
2005年7月4日ヒットマンが復活 !? 【7月1日(金)】
2005年7月1日 ロイター通信社によれば、デトロイトスタイルで一時代を築いた伝説のボクサー“ヒットマン”トーマス・ハーンズが、現役復帰するという。彼はもう46歳。殺し屋が殺されたら笑えんが……。
マジック 【6月30日(木)】
2005年6月30日 僕が標榜する“言葉のファンタジスタ”とは、詩人やミュージシャンだけを指すわけではない。特に言葉を扱う人でなくても、素朴な一言で強烈な世界観を与える者や、何気ない会話の中で静かにファンタジーを作り上げる者がいる。前者の代表には、スポーツ選手が挙げられる。鍛え上げた肉体によって行ったパフォーマンスと想いのこもった言葉は、化学反応を起こす。そして後者の代表にはマジシャンが挙げられる。いわゆる“手品師”だ。
夜、フジテレビで『マジック革命!セロ!!現実を超えた驚異の現象〜』という特番を見た。マジシャンは、ネタはもとより、会話を含めたトータルのパフォーマンスが大事だと思う。それは、マジックで驚かせるためだけでなく、マジシャンとして不思議な存在であり続けるためにだ。
マジシャンは、スター扱いされているようにも見えるが、さらし者の要素がかなり強い。だから、マジックでの驚きとは別に、視聴者の「ネタ明かしをしなければ、見てやらない。お前はウソつきだ」という理解のない視線をいかにナチュラルに避けるかというのが大事だと思う。
セロは、日本人の父とフランス人の母を持つ“ハーフ”。日本語と英語を巧みに使い分けるのだが、その自然な感じの会話が、マジックを見る者の「ネタの追求」をうまくやんわりと避ける。そして、モデルのような優しい顔立ちがその効果を引き立てる。さらに、彼のパフォーマンスは、女性を意識したからかどうかは分からないが、かなりチャーミングなものが多かった。ハンバーガーショップのメニュー表から実物のハンバーガーを取り出してしまうマジックでは、メニュー表から一度ハンバーガーが消えるのだが、彼がハンバーガーをかじってメニュー表へ戻すと、歯形のついたメニュー表が現れる。愉快さもネタ追求の目を避けるうまい手段だと思う。疑いの視線を楽しくかわしてくれるから、見る者は比較的素直に驚くことができる。
言葉好きな僕にとって、彼は言葉のマジシャンでもある。しかし、格好いいよなあ。髪形からマネでもしようかな(笑)。
<おまけ>
「adore : Entertainment : セロ独占インタビュー」
http://www.adore.ne.jp/entertainment/special/cyril/
夜、フジテレビで『マジック革命!セロ!!現実を超えた驚異の現象〜』という特番を見た。マジシャンは、ネタはもとより、会話を含めたトータルのパフォーマンスが大事だと思う。それは、マジックで驚かせるためだけでなく、マジシャンとして不思議な存在であり続けるためにだ。
マジシャンは、スター扱いされているようにも見えるが、さらし者の要素がかなり強い。だから、マジックでの驚きとは別に、視聴者の「ネタ明かしをしなければ、見てやらない。お前はウソつきだ」という理解のない視線をいかにナチュラルに避けるかというのが大事だと思う。
セロは、日本人の父とフランス人の母を持つ“ハーフ”。日本語と英語を巧みに使い分けるのだが、その自然な感じの会話が、マジックを見る者の「ネタの追求」をうまくやんわりと避ける。そして、モデルのような優しい顔立ちがその効果を引き立てる。さらに、彼のパフォーマンスは、女性を意識したからかどうかは分からないが、かなりチャーミングなものが多かった。ハンバーガーショップのメニュー表から実物のハンバーガーを取り出してしまうマジックでは、メニュー表から一度ハンバーガーが消えるのだが、彼がハンバーガーをかじってメニュー表へ戻すと、歯形のついたメニュー表が現れる。愉快さもネタ追求の目を避けるうまい手段だと思う。疑いの視線を楽しくかわしてくれるから、見る者は比較的素直に驚くことができる。
言葉好きな僕にとって、彼は言葉のマジシャンでもある。しかし、格好いいよなあ。髪形からマネでもしようかな(笑)。
<おまけ>
「adore : Entertainment : セロ独占インタビュー」
http://www.adore.ne.jp/entertainment/special/cyril/