日々、進化を続ける携帯電話。必要以上に機能を搭載するあたりに、少し恐怖を感じる。きっとそのうち、携帯電話一つであの世まで行けるようになる。
 言葉の元素記号を知りたい。
 男一匹送り狼
「ご乗車中のお客様に申し上げます。この先、気持ちが揺れますので、ご注意下さい」
 新幹線はホームシックになりやすい。
 目が覚めたのは、午後の5時。外ではにわかに雨が降り出した。もうすっかり梅雨の気候である。どうしてこのような時間まで眠っていたのかと言えば、深夜にサッカー日本代表の試合があったからにほかならない。この試合、2006年ドイツワールドカップ出場がかかる大事な一戦だったのだが、僕の中にはいつもと少し違う感情があった。

 いつもは、ナショナリズムも含めてまるで「自分もチームの一員である」かのように応援していた。ところが、今回の試合は、チームとそしてジーコ監督のためにいい結果が出るように、と望む気持ちが強かった。それは、サッカーファンやマスコミが一戦毎に一喜一憂し、賞賛と批判を繰り返すことに嫌悪感を抱いたからかもしれない。少なくとも、僕はそこに加担していたはずなのにも関わらず……。

 僕から見ると、ジーコジャパンは比較的スムーズに目的(ワールドカップ出場)に向かっている。アジア1次予選で格下の相手に苦戦し、親善試合で不甲斐ない戦いをしたために「ジーコ監督解任」を望む声すら囁かれる状況だが、その気持ちは共有し難い。そんなことを考えると、ジーコ監督は、日本代表チームは「報われていない」と思えた。懐疑的な眼差しではなく、彼らはもっとストレートに応援されて然るべきだと。

 そんな葛藤が僕の意識を「僕たちの日本代表」から「頑張れ、日本代表」に変えていた。選手は、自分たちのために、そしてジーコのために頑張ってほしいと願いながら、テレビ画面に映るマナマからの国際映像を見ていた。結果は、日本でもっとも早くジーコイズムが浸透した鹿島アントラーズに所属する小笠原満男のミドルシュートで先制した日本が1−0で勝利。当面のライバルとの勝ち点差を広げて、3大会連続のワールドカップ出場に王手をかけた。

 試合が終わった後の感情は、やはり「やった!」ではなく「よかった!」だった。歓喜の瞬間から半日ほど経った今、僕は、次の試合で彼らが2002年から目指してきたものが報われることを、早くも願っているのだった。

<おまけ:寡黙なエースは頼り甲斐抜群>
今ではあまり試合の分析を書くのは好きではなくなってしまったが、この試合では中田英寿の存在価値を強く感じた。スルーパスやシュートなど目立った攻撃は、かつての印象に比べれば薄いかもしれないが、センターでよく走り、攻守にわたって獅子奮迅の活躍をしていた。この選手を「不要」とは、なかなか思えない。
 今晩、サッカー日本代表が敵地でバーレーンと対戦する。2006年ワールドカップドイツ大会の出場権獲得へ、山場を迎えるわけだ。世間の注目は“救世主”中田英寿の活躍と、試合に敗れた場合のジーコ監督の進退問題にあるようだ。

 少し前までは中田不要論もささやかれていた(チーム内でも色々とあったようで、中田は自身のホームページで「いなくて勝てるならいなくてもいい」というような内容のことを書いている)が、FW高原直泰、MF小野伸二、DF中澤佑二が負傷で戦線を離脱した今では、すっかり「困った時の中田頼み」だ。

 これと同じように称えられたり非難されたりと忙しいのが、ジーコ監督である。就任当初は、前任のトルシエ監督が組まなかった中田英、小野、中村俊輔、稲本潤一を同時に起用する“黄金の中盤”を実現させて大いに期待を集めた。また選手との衝突が目立ったトルシエとは異なり、自身が世界のスーパースターであるカリスマ性と、選手と話し合いをもってチーム作りを進めていることが表面化しており、監督業は初めてであるという不安材料もありながら、ファンには比較的受け入れられていた。

 ところが、楽勝ムードを予測していたワールドカップアジア1次予選で、チームは辛勝。オマーンに1−0、シンガポールに2−1という接戦で、ファンは一気に不安を募らせた。それでも、1次リーグはなんとか突破。2004年の夏には、苦しみながらもアジアカップを制覇。アジアでナンバーワンになるという課題をクリアし、溜飲を下げた。

 そして、2005年。最終予選の戦績は2勝1敗で、4チーム内で2位となっている。どの試合も接戦だった。2位以内に入ればワールドカップ出場権を手に入れることができ、ここまでの批判は「各下のチーム圧勝できない」というぐらいのものだった。しかし、予選再開を前に行ったキリンカップでペルー、UAEに連続して0−1で敗れたため「得点力不足」などの問題にスポットが当たることとなった。長くなったが、これがジーコ監督に対する大まかな風評だ。

 僕が思うに、ジーコ監督が進退を問われることはない。なぜなら、これまでに日本がアジア予選を楽勝でクリアしたことはないからだ。だれが監督でも苦しむのだとすれば、ここまで比較的順当に来ているということになる。ただ叩きたいだけの気持ちで叩かれているジーコに、僕はエールを送りたい。いや、送る。
 新聞の一面に踊る見出しを考えてみた。「浜崎あゆみ、解散」。
 ワンゴールを渇望するミドルシュートは、今日もゴールネットを揺らすことができなかった。今日は、横浜F・マリノス(日本)vsユベントス(イタリア)の親善試合を日産スタジアムで観戦した。試合は、ユベントスが前半にFWデルピエロのゴールで1点を先制し、そのまま押し切った。横浜F・マリノスにもわずかながら惜しいシーンがあったが、得点には至らなかった。冒頭に書いたのは、その中の一つ。後半15分過ぎに山瀬功治の左足から放たれたシュートである。「早く、このチームで1点取りたい」――山瀬功治のミドルシュートからは、そんな思いが伝わってくる。無条件に受け入れられた者が一人で抱えている葛藤から、早く解放されることを願う。だから、山瀬にワンゴールを。
 横浜F・マリノスは31日、ブラジル人FWアデマールの退団(母国のサンカエタノに復帰)を発表した。

 今季から移籍加入したアデマールは結局、アジア・チャンピオンズリーグの1試合にしか出場しなかったことになる。お金がいくらかかったのか分からないが、戦力補強においては完全に失敗だった。まあ、それほど期待が大きかった選手ではないので、大きな騒ぎにはなっていないけれど。

 さて、アデマールが退団したところで、気になるのは、新しい外国人選手の獲得。スポーツ紙ではジダンやフィーゴなんて名前が挙がっていたけれど、さすがに難しいんじゃないかなあ。ただ、FWのアン・ジョンファンが6月限りの契約を更新しないとなれば、新戦力の獲得に動くのは必至。どのレベルの選手を取ってくるのかという点はもちろん大事だけど、僕としてはどのポジションに人を持ってくるのかに注目する。

 バックアッパーまで含めて考えると、比較的層が薄いのがFWとオフェンシブMF、そしてサイド。FWは久保が慢性的にけがを抱えているため、坂田と大島しかレギュラークラスがいなくなる。もう1人、レベルの高い選手が欲しい。オフェンシブには奥と大橋に復帰した山瀬が加わるけれど、優勝を狙うチームとしてはもう1枚欲しいかな。サイドはドゥトラと田中が不動の地位を築いているが、バックアッパーのレベルが高くない。特にドゥトラがいつまで所属しているか分からないので、できればもう1人、日本人選手のバックアッパーを用意したいところ。

 そんなわけで、個人的な希望はFWとオフェンシブMFに1人ずつ。どちらかと言うとFWに比重を置いてほしい。オフェンシブMFの獲得に力を入れるなら、得点力のある選手が求められる(パスとか組み立てだけじゃなくて、ミドルシュートとか、フリーキックとか、ドリブル突破からのシュートとか)。

 さあ、横浜F・マリノスが獲得するのは、どんな選手なのでしょうか(獲得しなかったりして !?)。戦力補強がうまいとは言えないチームであるだけに、反省点を生かせるか注目です。

<おまけ:toto会員>
 サッカーくじの「toto」って、いつも試合が始まってから「買っとけばよかった〜」って思う。購入するところが、あまり生活の中で目に付かないので、つい忘れてしまう。なので、今度toto会員になろうかと思っている。手数料に数百円かかるけど、ネットからくじを買えると、かなり楽だ。
 同じ車両にいるすべての人間の、携帯電話の着信音を防犯ベルにして、一斉に鳴らしたい。だれもがミスター非常事態。
 星をいくつ並べたら、君を褒め称えることができるだろう。
 左の乳頭に1本だけ生えている毛が、毎日何を思っているのか。1度だけ知りたい。
 ふとした疑問。僕は地球で何番目の子どもなんだろう。
 読む者が唸る見出しは芸術性がある。そんなふうに思う。昨日付けの琉球新報には、こんな見出しがあった。

「メカブ市場が拡大、モズク超える 不作で品薄 価格高騰」

 これがインターネットのポータルサイト「Yahoo!」(注:後輩のフジイへ。「ヤホー」じゃなくて「ヤフー」って読むんだぞ……)では、以下のような見出しで紹介されていた。

「モズクのお株を奪うか メカブ」

 惚れ惚れする。
 深夜、サッカーの欧州チャンピオンズリーグ決勝を見るべく、4月の引越し後初めてテレビ線を繋いだ。前に住んでいたところよりも鮮明に映ったのが嬉しかった。しかし、日本時間の午前3時半にキックオフすると同時に、僕は睡魔と戦わなければならなかった。

 試合は、開始早々にACミランがマルディーニのゴールで先制。それはさすがにハッキリと覚えている。しかし、その後、僕の知らない間に後半が始まっており、スコアは3−0と広がっていた。ところが、リバプールのジェラードがヘディングシュートで1点を返すと、リバプールが立て続けに3点を奪って同点に。ここも3点連続で見た。しかし、今度は延長戦の前半終了まで記憶がなくなり、次のシーンでは、リバプールの優勝を伝えるアナウンサーの絶叫と番組のエンドロールしか残されていなかった。

 リアルタイムなのにダイジェストニュースを見た気分のまま、僕は六本木の会社に向かうのだった。
 今週末、草サッカーチームに復帰することになった。学生時代に友人の伝手で入ったチームがあるのだが、毎週活動をする土曜日に必ず仕事があったため、昨年の秋頃まですっかり参加できず、事実上チームを脱退したような感じになっていた。しかし、この4月から異動したこともあり、土曜日も月に何度かは休めるようになった。そして、体を動かしたい欲求がかなり高まってきたので、チームの連絡係に再び連絡したのだった。意外にもあっさりと復帰は認められ、早速今週末、ボールを蹴りに行くこととなった。アホほど楽しみである。スパイク買っちゃおうかなあ……。

<おまけ:スパイクを買うなら>
買うとしたらアシックスです、僕は。履き心地がいいから。
 夕方、御茶ノ水のサッカーミュージアムへレフェリーの方の講演を聞きに行った。主審は1試合で約15キロも走るのだそうだ。言ってみれば、オフ・ザ・ボールのスーパープレイヤーである。最近「すべては一瞬のためにある」という言葉を自分に言い聞かせているのだが「レフェリーの仕事は90分だけじゃない」という言葉が印象深かった。

 まあ、この講演は一般に向けられたものでなく、関係者向けのものなので、この辺で話を移そう。講演会後は、新宿へと出かけた。東急ハンズで買い物をするために寄ったのだが、腹が減ったので食事をとることにした。最初は、この日記でも何度か書いている天ぷら屋「つな八」に行こうと思ったのだが、いつも同じ所では面白くないので、向かい側にあった天ぷら屋「船橋屋本店」に入ってみた。結果を先に言うと、僕としては「つな八」に軍配を上げたい。ただし「船橋屋本店」のかきあげは、メチャクチャ美味しかった。この一品は、食べる価値あり! おしながきにあった“はまぐりの天ぷら”に興味を惹かれたのだが、そんなに予算も多く持っていないので、追加注文はせずに店を出ることにした。

 さて、寄り道を終えた後は、まっすぐ東急ハンズへ。今日のお目当ては「すのこ」である。4月に引っ越してきた今の部屋はユニットではないので、風呂場に広くはないもののそこそこのスペースがある。そこに敷こうというわけだ。昔、僕の実家では(僕が住んでいた頃は)タイルの上にすのこが敷いてあった。一番大きいサイズのすのこを買い、電車で自宅に向かった。すると突如、激しい雨音が……。手荷物とすのこを両手に持った僕に雨は容赦なく降りかかり、自宅へ着いた時にはビショ濡れだった。でも、まあいいだろう。すのこを敷き、風呂の準備に取り掛かる。その時間がちょっと早くなっただけのことである。

<おまけ:>
ついでに風呂桶も買ったのだが、よく銭湯に置いてある黄色いプラスチックの桶(ケロリンって広告が入っているもの)を買うか迷ってしまった(笑)。
http://www.naigai-ph.co.jp/fanclub/goods.html
 フランス人形の全力疾走
 子どもの頃、新幹線に乗るのが好きだった。指定席でテーブルが付いていて、いろんな景色が眺められて、クーラーもほどよく効いていて、最高だった。そんな日々から何年が経ったか分からないが、昨年には寝台夜行列車なんかにも乗ってみたりした。もう、特急列車への憧れはほとんどない。今、僕が乗ってみたいと思う列車は、貨物列車。やっぱりブルートレインは格好いいな。

< 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >

 

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索