言葉の化石 【11月16日(水)】
2005年11月16日 大学時代の日記ノートを開くと、そこには「牛タンゲーム」やら「まじかるバナナ」なる遊びに馴染めなかった日々が綴られていた。アイドル歌手グループのSPEEDの振り付けと、お笑い芸人のダチョウ倶楽部の“ヤー”は同じだとも書いてある。
あまりよく意味が分からない。
あまりよく意味が分からない。
やさしさ? 【11月15日(火)】
2005年11月15日 なんだか人並みの優しさってやつを持とうとしている気がしてならない。それでいいのかもしれない。それがいいのかもしれない。でも、それじゃいけないのかもしれない。それじゃ楽しくないのかもしれない。それじゃ生きている気にならないのかもしれない。
I.W.HARPER 【11月14日(月)】
2005年11月14日 数年前、こんなテレビCMがあったのを覚えているだろうか。ウイスキー「I.W.HARPER」のCM。
「おい、噂になってるぜ、お前」
そのカッコイイ台詞は、カッコイイ声とともに脳裏で蘇る。
「おい、噂になってるぜ、お前」
「おい、噂になってるぜ、お前」
そのカッコイイ台詞は、カッコイイ声とともに脳裏で蘇る。
「おい、噂になってるぜ、お前」
悲しい催促 【11月13日(日)】
2005年11月13日「礼服を用意しておけ」と電話越しに言われた。入院している叔父の余命が短いというのだ。そんな催促は受けたくなかった。まるで叔父が死ぬのを待つようではないか。僕が会いに行くと本人が末期だと察知してしまうから、会うのはやめておけとも言われた。死ぬまで黙って待ってろって?
叔父は、僕のおふくろの兄貴である。かなりのアルコール中毒者で、すでに肝臓は半分しか残っていない。それでも酒もタバコものんでいた。僕とはおよそかけ離れた存在なのだが、どうしても親近感を覚えずにはいられない。それは単に可愛がってくれた人だからというだけではない。「若い時によ〜、パンチパーマが流行ったから、オレもやったんだよ。でも、朝起きたら、パーマが取れちまってさあ〜」と、聞いたこともない直毛伝説を持つ叔父は、僕の髪を見ると自分の子でもないのに「オレの血を引いている」と笑った。
僕がよくインターネットの世界で使っている名前(俗に言う「ハンドルネーム」)は「hedgehog」。英語でハリネズミを指す単語である。
叔父は、僕のおふくろの兄貴である。かなりのアルコール中毒者で、すでに肝臓は半分しか残っていない。それでも酒もタバコものんでいた。僕とはおよそかけ離れた存在なのだが、どうしても親近感を覚えずにはいられない。それは単に可愛がってくれた人だからというだけではない。「若い時によ〜、パンチパーマが流行ったから、オレもやったんだよ。でも、朝起きたら、パーマが取れちまってさあ〜」と、聞いたこともない直毛伝説を持つ叔父は、僕の髪を見ると自分の子でもないのに「オレの血を引いている」と笑った。
僕がよくインターネットの世界で使っている名前(俗に言う「ハンドルネーム」)は「hedgehog」。英語でハリネズミを指す単語である。
響いてる 【11月12日(土)】
2005年11月12日 世の中で知られているバンドのライブを見たのは、後にも先にも1回だけだ。高校の授業が終わった後、「歯医者の予約がある」とウソをついて補修をサボり、チャリンコに跨った。往路35分の坂道を復路12分で駆け下り、大阪方面に向かう電車に乗り、駅からは地図を片手に友達と走った。
たどり着いた御堂筋会館で、鼓膜が破れんばかりの音量と優しい声の熱いロックに狂った。自我を失うのではなく、自我が共鳴する瞬間を初めて味わった。帰り道、その日初めて聴いた新曲を口ずさんだ。今から11年も前、1994年のことだ。
今日、ハイロウズが活動を休止したというニュースがあった。ショックというほど、ショックではない。だからといって、別に「もうそろそろだなと分かっていた」わけでもない。ブルーハーツが解散した時を経ているから、こんな感覚なのだろうか。よくは分からない。
昔、ボクサーの辰吉丈一郎が、お笑いタレントのダウンタウンについて話していた。テレビで見たのか雑誌で読んだのかは覚えていないが、「チャンネルはそのままにしておくんで、というだけでこちらから言うことはない」と言っていた。解散してもしなくても、ハイロウズを聴くことに変わりはなく、“ハイロウズだった”人たちはまた、どこかでロックをやるんだろう。
もうピストルズもブルーハーツもハイロウズもミッシェルもない。でも、十分に満足。すげえ楽しんでる。今でもめちゃくちゃ響いてる。
たどり着いた御堂筋会館で、鼓膜が破れんばかりの音量と優しい声の熱いロックに狂った。自我を失うのではなく、自我が共鳴する瞬間を初めて味わった。帰り道、その日初めて聴いた新曲を口ずさんだ。今から11年も前、1994年のことだ。
今日、ハイロウズが活動を休止したというニュースがあった。ショックというほど、ショックではない。だからといって、別に「もうそろそろだなと分かっていた」わけでもない。ブルーハーツが解散した時を経ているから、こんな感覚なのだろうか。よくは分からない。
昔、ボクサーの辰吉丈一郎が、お笑いタレントのダウンタウンについて話していた。テレビで見たのか雑誌で読んだのかは覚えていないが、「チャンネルはそのままにしておくんで、というだけでこちらから言うことはない」と言っていた。解散してもしなくても、ハイロウズを聴くことに変わりはなく、“ハイロウズだった”人たちはまた、どこかでロックをやるんだろう。
もうピストルズもブルーハーツもハイロウズもミッシェルもない。でも、十分に満足。すげえ楽しんでる。今でもめちゃくちゃ響いてる。
人間とコンピュータの知恵比べ? そうは見えないぜ 【11月5日(土)】
2005年11月5日 書きっ放しの詩がある。自分の欲望を数あるだけ並べたものだ。その中には確か「知恵蔵と知恵比べをしたい」と書いた気がする。知恵蔵は、朝日新聞社が発行している現代用語辞典なのだが、本ではなくコンピュータと知恵比べをしている人間たちがいるという。棋士である。
本日付けの毎日新聞の記事によれば、日本将棋連盟がプロ棋士に対し「許可なくコンピューターと対局することを禁ず」との制約令を出したという。記事内では、これまでの棋士vsコンピュータの戦いの歴史が書かれている。読んでみると、とりあえず現状では人間が勝てなくなったわけではないものの、コンピュータはプロ並に強いようだ。そこで、プロが平手で負けた場合に棋士たちのイメージダウンになりかねないという警戒から発令がされたのではないかということらしい。
皆さんは、どのようにお考えだろうか。コンピュータは人智を超えることができない? コンピュータは人間を超えられる? 僕はどうも比較すること自体に無理がある気がしてならない。前者なら、現在と同じように好勝負が展開されるのだろうが、後者になった場合、何が起こるか。僕はルール改正が行われると思えてならない。
本日付けの毎日新聞の記事によれば、日本将棋連盟がプロ棋士に対し「許可なくコンピューターと対局することを禁ず」との制約令を出したという。記事内では、これまでの棋士vsコンピュータの戦いの歴史が書かれている。読んでみると、とりあえず現状では人間が勝てなくなったわけではないものの、コンピュータはプロ並に強いようだ。そこで、プロが平手で負けた場合に棋士たちのイメージダウンになりかねないという警戒から発令がされたのではないかということらしい。
皆さんは、どのようにお考えだろうか。コンピュータは人智を超えることができない? コンピュータは人間を超えられる? 僕はどうも比較すること自体に無理がある気がしてならない。前者なら、現在と同じように好勝負が展開されるのだろうが、後者になった場合、何が起こるか。僕はルール改正が行われると思えてならない。
白いドリームチーム 【11月4日(金)】
2005年11月4日 ドリームチームといえば、五輪でのバスケットボール米国代表チームが有名だ。ところで、サッカーの世界でも90年代初頭のスペインに同じ呼び方をされるチームがあった。ヨハン・クライフが率いたバルセロナ(スペイン)だ。後世まで語り継がれる名チームと、現代サッカーで最強の呼び声が高いチェルシー(イングランド)を比較したコラムがスポーツナビに掲載されていた。
読んでいくうちに、両チームとは無関係なのだが、ある光景を思い出した。ドリームチームが存在した頃、僕は別のチームに強烈な衝撃を受けた。白いユニフォームを着たブラジル人たちが、巧みな個人技と創造力あふれるパス回しでイタリアの名門チームを手玉に取る。当時中学3年生の僕は、模擬試験のために出かける直前までテレビ画面に見入っていた。リビングを離れるのが嫌で仕方がなかった。サンパウロ(ブラジル)が、ACミラン(イタリア)を粉々に打ち砕いた1993年トヨタカップ。サンパウロのレオナルドが左サイドを駆け上がる姿が脳裏で蘇った。
想像の外から僕の視界に飛び込んだサンパウロは、僕にとってのドリームチームである。しかし、時とともに記憶は薄れていく。今ではダイジェストシーンしか思い出せない。あのサッカーを、もう一度見たくなった。自分が「素晴らしい!」と感動した試合は、どのような展開だったのか確かめたくなった。
12年前には考えられなかったが、今ではインターネット上でDVDを注文することができる。セブンイレブンとヤフーが出資する「セブンアンドワイ」で必要事項を打ち込みながら、当時の資料を振り返った。トヨタカップを放送している日本テレビのホームページにある同大会の特集ページを開く。当時のサンパウロには、現在のブラジル代表キャプテンであるカフーや、消滅してしまった横浜フリューゲルスで活躍したジーニョ、柏レイソルでちょっとだけ活躍してすぐに帰国したミューレル、先ごろ今季限りで鹿島アントラーズの監督を退任すると宣言したトニーニョ・セレーゾが名を連ねている。一方のミランは、代表クラスのイタリア人選手にフランス代表のパパン、デサイー、そしてルーマニア代表のラドチョウをアレンジしたチーム。僕が好きなドナドーニもいる。DVDの届く日が待ち遠しい。
<余談>
ところで、トヨタカップの歴史を振り返る中で、ひとつ奇妙なものを見つけた。「足のいいやつ賞」とは、何だろうか。第2回大会のフラメンゴ(ブラジル)vsリバプール(イングランド)の資料を見ると、現日本代表監督のジーコがMVPを受賞しているのだが、そのほかに2得点を記録したヌネスという選手に「足のいいやつ賞」なるものが贈られている。後にも先にも、この賞が登場するのは一度だけである。この賞を正式に復活させてほしいと思うのは、僕だけだろうか。何だか楽しいことになりそうじゃないか。
<参考資料>
「チェルシーは美しく勝利しない」か? (スポーツナビ)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0506/spain/column/200511/at00006505.html
トヨタカップの歴史 (日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/fcwc/history/index.html
読んでいくうちに、両チームとは無関係なのだが、ある光景を思い出した。ドリームチームが存在した頃、僕は別のチームに強烈な衝撃を受けた。白いユニフォームを着たブラジル人たちが、巧みな個人技と創造力あふれるパス回しでイタリアの名門チームを手玉に取る。当時中学3年生の僕は、模擬試験のために出かける直前までテレビ画面に見入っていた。リビングを離れるのが嫌で仕方がなかった。サンパウロ(ブラジル)が、ACミラン(イタリア)を粉々に打ち砕いた1993年トヨタカップ。サンパウロのレオナルドが左サイドを駆け上がる姿が脳裏で蘇った。
想像の外から僕の視界に飛び込んだサンパウロは、僕にとってのドリームチームである。しかし、時とともに記憶は薄れていく。今ではダイジェストシーンしか思い出せない。あのサッカーを、もう一度見たくなった。自分が「素晴らしい!」と感動した試合は、どのような展開だったのか確かめたくなった。
12年前には考えられなかったが、今ではインターネット上でDVDを注文することができる。セブンイレブンとヤフーが出資する「セブンアンドワイ」で必要事項を打ち込みながら、当時の資料を振り返った。トヨタカップを放送している日本テレビのホームページにある同大会の特集ページを開く。当時のサンパウロには、現在のブラジル代表キャプテンであるカフーや、消滅してしまった横浜フリューゲルスで活躍したジーニョ、柏レイソルでちょっとだけ活躍してすぐに帰国したミューレル、先ごろ今季限りで鹿島アントラーズの監督を退任すると宣言したトニーニョ・セレーゾが名を連ねている。一方のミランは、代表クラスのイタリア人選手にフランス代表のパパン、デサイー、そしてルーマニア代表のラドチョウをアレンジしたチーム。僕が好きなドナドーニもいる。DVDの届く日が待ち遠しい。
<余談>
ところで、トヨタカップの歴史を振り返る中で、ひとつ奇妙なものを見つけた。「足のいいやつ賞」とは、何だろうか。第2回大会のフラメンゴ(ブラジル)vsリバプール(イングランド)の資料を見ると、現日本代表監督のジーコがMVPを受賞しているのだが、そのほかに2得点を記録したヌネスという選手に「足のいいやつ賞」なるものが贈られている。後にも先にも、この賞が登場するのは一度だけである。この賞を正式に復活させてほしいと思うのは、僕だけだろうか。何だか楽しいことになりそうじゃないか。
<参考資料>
「チェルシーは美しく勝利しない」か? (スポーツナビ)
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/0506/spain/column/200511/at00006505.html
トヨタカップの歴史 (日本テレビ)
http://www.ntv.co.jp/fcwc/history/index.html
忘れていたものを取り戻す時 【11月1日(火)】
2005年11月1日 記憶を預けることのできる銀行がある。それは、カセットテープであったり、CDであったり、MDであったり、最近ではUSBコネクターの付いたスティックだったりする。ある曲を聴くと、それをよく聴いていた頃の事がパッと脳裏に蘇る。
僕は音楽が好きであるが「音楽好き」な人ほどは知らないし、聴いている曲も少ないことだろう。ただ、気に入った曲はバカみたいに聴き倒す。浪人時代が幕を開けた1997年の3月に買ったSEX PITOLSのアルバムは、ほぼ毎日1年間聴き続けた。だから、PISTOLSを聴くと、今でも浪人時代の記憶が蘇る。飽きるほど歩いた東洞院通の光景だったり、雨に濡れた本能寺だったり。強いということは、独りに耐えられることだと本気で信じたこととか。
間違っていたかもしれないけど、そんなに外れていない気もする。みんなで何かをできるなら、それは素晴らしいことだと思う。でも、みんなでいれば何かができるってわけじゃない。独りを恐れて動けなくなるのは、ごめんだと今でも思う。成長してないんだな、オレって……。
僕は音楽が好きであるが「音楽好き」な人ほどは知らないし、聴いている曲も少ないことだろう。ただ、気に入った曲はバカみたいに聴き倒す。浪人時代が幕を開けた1997年の3月に買ったSEX PITOLSのアルバムは、ほぼ毎日1年間聴き続けた。だから、PISTOLSを聴くと、今でも浪人時代の記憶が蘇る。飽きるほど歩いた東洞院通の光景だったり、雨に濡れた本能寺だったり。強いということは、独りに耐えられることだと本気で信じたこととか。
間違っていたかもしれないけど、そんなに外れていない気もする。みんなで何かをできるなら、それは素晴らしいことだと思う。でも、みんなでいれば何かができるってわけじゃない。独りを恐れて動けなくなるのは、ごめんだと今でも思う。成長してないんだな、オレって……。
12ミリのオッサン 【10月31日(月)】
2005年10月31日「私はね、12ミリに凝っているんですよ」
美容室とは名ばかりの床屋のオッサンが鏡越しに話しかける。頭の側面を5ミリに刈りながら、話は続く。3ミリの坊主は手抜きだと言う。手入れが大変な12ミリの坊主ことオシャレだというのが、オッサンの持論だった。分かったような分からないような話だったが、短髪が長髪にはない“ミリ単位の芸術性”を持っていると考える点では通じるものがあった。
その後、興味があったわけではないのだが、そのオッサンがかつて野球少年だったことを知った。東尾が現役だった頃は西武が好きで、今は日本ハムを応援していることも。オッサンの口は止まらなかった。曰く、監督はショートかキャッチャー出身の者が良いと。阪神がいくら強いと言っても、ロッテに圧勝を許す程度のものであると。そして、オッサンは突然思い出したように「ひょっとして、阪神ファンじゃないよね?」と聞いてきた。すると、オッサンは面白いことを言い出した。
「この業界じゃあ、政治と宗教と野球の話はダメなんだよ。野球は、巨人が大好きな人と大嫌いな人がいるだろう?」
なるほど、どっち向きに話をしても半数の確率で客を怒らせてしまうというわけだ。
散々に掟破りを働いておきながら何を言い出すのかとも思ったが、なかなか面白い言葉だと思った。そして、僕の髪がなくならなければオッサンの話は終わらないようだった。サッカーには興味がない。バレーボールは、ルールが変わり過ぎた。横浜マリノス? それは1969かい? ジーコはカッコイイな。カズなんかまだやってちゃダメだ。……。
会計は、おばちゃんがしてくれた。カットのみで3000円というが、どうしてもオッサンに講釈料を取られたような気分にしかならなかった。髪は短くなっていた。
美容室とは名ばかりの床屋のオッサンが鏡越しに話しかける。頭の側面を5ミリに刈りながら、話は続く。3ミリの坊主は手抜きだと言う。手入れが大変な12ミリの坊主ことオシャレだというのが、オッサンの持論だった。分かったような分からないような話だったが、短髪が長髪にはない“ミリ単位の芸術性”を持っていると考える点では通じるものがあった。
その後、興味があったわけではないのだが、そのオッサンがかつて野球少年だったことを知った。東尾が現役だった頃は西武が好きで、今は日本ハムを応援していることも。オッサンの口は止まらなかった。曰く、監督はショートかキャッチャー出身の者が良いと。阪神がいくら強いと言っても、ロッテに圧勝を許す程度のものであると。そして、オッサンは突然思い出したように「ひょっとして、阪神ファンじゃないよね?」と聞いてきた。すると、オッサンは面白いことを言い出した。
「この業界じゃあ、政治と宗教と野球の話はダメなんだよ。野球は、巨人が大好きな人と大嫌いな人がいるだろう?」
なるほど、どっち向きに話をしても半数の確率で客を怒らせてしまうというわけだ。
散々に掟破りを働いておきながら何を言い出すのかとも思ったが、なかなか面白い言葉だと思った。そして、僕の髪がなくならなければオッサンの話は終わらないようだった。サッカーには興味がない。バレーボールは、ルールが変わり過ぎた。横浜マリノス? それは1969かい? ジーコはカッコイイな。カズなんかまだやってちゃダメだ。……。
会計は、おばちゃんがしてくれた。カットのみで3000円というが、どうしてもオッサンに講釈料を取られたような気分にしかならなかった。髪は短くなっていた。
なんじゃ、こりゃあ 【10月30日(日)】
2005年10月30日 ターミネーターは、すぐそこにいる。人間型ではないだけで、僕の周囲のコンピュータは必ず勝手な意思を持つ。原付は右手のアクセルから手を離しても加速した。テレビは勝手に音量を変えた。そして今、僕の手を煩わせているのは、ほかでもない新しいパソコンである。マイコンピュータからCドライブを開こうとしたら、なぜかエクスプローラではなくペイントショップで開こうとする。一体、どこでそんないたずらを覚えてきたのか。それを直しても、今度はコンピュータ内でフォルダを開く度に別ウィンドウが立ち上がる。そんな設定に変えた覚えはないのだが……。
黒ひゲイ危機一発 【10月29日(土)】
2005年10月29日 ランダムにテレビチャンネルを回していると、お笑い(?)芸人のレイザーラモンHGが一般家庭の食卓で腰を振っていた。彼の芸風がそれほど面白いとは思わないのだが、そのテレビ番組の中の1つの企画に興味を惹かれた。それは、おもちゃ会社「トミー」のヒット商品である「黒ひげ危機一髪」のハードゲイバージョンの作成依頼だ。
目の付けどころがいいと思った。彼が「黒ひゲイ危機一髪」と言った瞬間、僕はもう、それが欲しくなっていた。
いつのことだったか覚えていないが、僕がテレビを見たのは9月のことらしい。今日、インターネットでニュースを読んでいたら「黒ひゲイ危機一発」商品化決定の報が載っていた。12月下旬から2006年1月中旬の発売予定で、価格は約3000円。買います。忘れていなければ。
目の付けどころがいいと思った。彼が「黒ひゲイ危機一髪」と言った瞬間、僕はもう、それが欲しくなっていた。
いつのことだったか覚えていないが、僕がテレビを見たのは9月のことらしい。今日、インターネットでニュースを読んでいたら「黒ひゲイ危機一発」商品化決定の報が載っていた。12月下旬から2006年1月中旬の発売予定で、価格は約3000円。買います。忘れていなければ。
セッティングDay 【10月28日(金)】
2005年10月28日 宅配便のおじさんは、いかにも忙しいという素振りで言った。
「今は、パソコンが多いねえ。昔はこの時期は忙しくなかったんだけど、今じゃ楽天とか(のネット)で買うでしょ。いつも帰るのは11時頃だよ、ハッハッハ」
彼が届けてくれたのは、「NEC VALUESTAR L VL590/DD」という名のデスクトップPC。最近では最も大きな買い物だった。画面が真っ暗になってしまったノートPCに代わり、これからはこのPCが僕の仕事道具になり遊び道具となる。今日は1日中、PCのセッティングに費やす。まるで秋葉原を聖地としている人のように。
しかし、とにかく体がダルい。一通り、配線と基本的なソフトのセッティングを終えたのが夕方。夕飯を食うと、急激に体のダルさは増した。どうやら風邪をひいたらしい。気がつくと、布団に横たわっていた。今はPCよりも僕の調子が悪いようだ。
自分の体のセッティングを急かされる、そんな1日。
「今は、パソコンが多いねえ。昔はこの時期は忙しくなかったんだけど、今じゃ楽天とか(のネット)で買うでしょ。いつも帰るのは11時頃だよ、ハッハッハ」
彼が届けてくれたのは、「NEC VALUESTAR L VL590/DD」という名のデスクトップPC。最近では最も大きな買い物だった。画面が真っ暗になってしまったノートPCに代わり、これからはこのPCが僕の仕事道具になり遊び道具となる。今日は1日中、PCのセッティングに費やす。まるで秋葉原を聖地としている人のように。
しかし、とにかく体がダルい。一通り、配線と基本的なソフトのセッティングを終えたのが夕方。夕飯を食うと、急激に体のダルさは増した。どうやら風邪をひいたらしい。気がつくと、布団に横たわっていた。今はPCよりも僕の調子が悪いようだ。
自分の体のセッティングを急かされる、そんな1日。